やれやれ

 

夜、窓を開けて寝ることさえできない日がありましたが、
おととい、きのうと、
窓を開け、
網戸状態にして眠りました。
よく眠れた気がします。
エアコンをつけたままよりマシ。
このごろ
天気予報をみる頻度が高くなりました。
日中の三十度超えは少々きつく
感じられ。
来週後半は
二十五、六度の予想ですから、
やっと
深呼吸ができそうです。
深呼吸の必要。

 

・階(きざはし)を上り下りする初秋かな  野衾

 

石川文庫蔵書目録

 

甲子園で旋風を巻き起こした金足農業高校のグラウンドの横に
石碑があるそう
(今度帰省したら見に行きたい)で、
そこに
「寝ていて人を起こすことなかれ」
の文字が刻印されている
という。
この言葉、
農聖とよばれた石川理紀之助のもの。
金農出身の父に確認したところ、
父もよく知っていた。
川上富三が編んだ『石川文庫蔵書目録 1』『同 2』を古書で求めてページを繰ると、
理紀之助がなにに興味を持ち、
なにを読み、
なにを書写していたかがわかっておもしろい。
宮崎安貞、二宮尊徳の書籍があるのは
なるほどと思われるが、
万葉集、古今和歌集、源氏物語、徒然草などの
古典が名をつらねており、
農業指導のかたわら、
ふかく世界をとらえようとしたであろう理紀之助の
人となりが見えるような気がし、
ますます興味が高まった。

 

・父の背の灸の煙や盆支度  野衾

 

残暑

 

なかなか涼しくなりません。
二十五、六度になるのはいつの日か。
とは言い条、
数日来、
蟬の声から秋の虫たちの声に代わっています。
自宅が保土ヶ谷の山の上なので、
夕刻、
藪の辺りから
すずしげな声が聞こえてきます。
体感温度はまだまだですが、
せめて聴覚だけでも秋を感じていたいものです。

 

・鍼灸院痛さ和らぐ秋となる  野衾

 

鎌鼬!?

 

二週間ほどまえでしょうか。
テレビを見ながら夕飯を食べ終わるころ、
口中の奥に違和感を感じ指を入れさわってみると、
舌の横が鋭く切れており、
血が出ているのでした。
ギョギョギョ、
いそいで台所へ向かい、とりあえず口中のものを吐き出し、
なんどもうがいをしました。
食べたものの中になにが入っていたのだろう?
ガラス片? 石? はたまた?
考えても一向に見当がつきません。
痛みはさほどでなく、
血も止まりましたから大事には至りませんでしたが、
小事とはいえ、
不思議は不思議として未解決のまま
忘れかけておりました。
三日前でしょうか。
はたと思い当たることがありました。
今夏、
この異常な暑さのため夏風邪をひいたのか、
ノドと気管支がやられ、
ひどくはならないものの、
ながく不快感がつづいていましたので、
しばしば飴を舐めていました。
三日前、好きなニッキ味の飴を舐めていたときのこと、
薄くなった飴の端が鋭い刃のようになっているのに気が付きました。
はは~。
これだ!
薄くなった飴の端でスッと舌が切れ、
すぐには気づかずに、
そのまま食事をして、
食事が終えるころになって違和感を覚えた、
おそらくそんなことだったのでしょう。
飴にも注意が必要なことが分かった次第です。

 

・馬の眼や風鈴の音の揺れてをり  野衾

 

元禄七年

 

加藤楸邨『芭蕉全句』は、
松尾芭蕉の俳句を制作年順にならべ、
それに
実作者でもある加藤がていねいに評釈を加えたもので、
短期間ではもったいなく、
少しずつ楽しく読んできましたが、
いよいよ最後の年になりました。
元禄七年。
西暦では1694年。
芭蕉先生、生まれは1644年ですから、
50歳で亡くなったことになります。
早いか遅いか。
それはともかく、
芭蕉は晩年、軽みを目指したとされており、
たしかに
シンプルで軽みのある、
それでいて口に上せてみると
味わいぶかい句が多くなっているようです。
たとえば
「梅が香にのつと日の出る山路かな」
も元禄七年の作。
『芭蕉全句』は、
はじめ四六判上製函入り上下二巻で上梓され、
その後ちくま学芸文庫に入り、上中下三分冊で刊行されました。
いまはいずれも絶版のようですが、
古本では入手可能です。

 

・耳鳴りを秋のひびきと聴いてゐる  野衾

 

金川

 

いただいた手元の原稿を読んでいましたら、
金川
という地名がでてきまして、
前後の文脈から神奈川であることが分かります。
金川でも神奈川でも
読み方は「かながわ」
ネットで調べると、
帷子川(かたびらがわ)との関連から説明したり、
いやいやそうではない、
金目川(かなめがわ)からそうなったのだ
という説明があったりで
めっぽうおもしろい。
「金目川」はかつて「韓メ川」と呼ばれ、
韓国人の住む地域の意味から
「からめがわ」→「かなめがわ」→「かながわ」となった
とするサイトもあり、
だとしたら目からうろこ。
もうすこし川の源流を遡りたい。

 

・夏バテや気になりすぎてバテてをり  野衾

 

天候不順

 

きのうは曇りで最高気温が30度と気温は低め、
とは言い条、
湿度がいたって高く、
油照りの季語が当てはまりそうな一日でした。
きょうはまた34度に上がるのだとか。
やれやれ。
まったく。
これだけ天候が不順だと、
体調管理がむずかしくなってきます。

 

・還暦を過ぎてだるだる残暑かな  野衾