日曜散歩

 

・煽られて羽ひるがへす冬の鳶

 

天気がいいので家人と横浜市児童遊園地へ。
二時半過ぎのこととて、
昼食後の腹ごなしか、
ウォーキング、ジョギング、子ども連れ、
けっこうなひとが出ていました。
老犬の後ろ脚をベルトで釣り上げゆっくり散歩する女性がいたので、
「おじいちゃんですか? おばあちゃんですか?」
と尋ねると、
「おじいちゃん。十六歳。ヘルニアなものですから」
老犬に声をかけ、
またゆっくり歩いて行きました。
遊園地を一巡りし、
約一時間半の散歩を終えて帰宅すると、
歩数8500でありました。

 

・焼き鳥屋冴えゆく空を燻しけり  野衾

 

平成の寅さん

 

・米どさり親から届くお正月

 

きょうは十九日で明日は二十日。
たのしみにしているテレビ番組
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」
が夜7時54分からあります。
どこに行っても人気の出川さん、
「握手してもらえませんか」
「写真いっしょに撮らせてもらっていいですか」

子どもたちからおじいちゃんおばあちゃんまで、
矢継ぎ早に続々列をなすらしい。
スタッフが見るに見かねて注意すると、
出川さんが
「俺たちにのほうがおじゃまさせてもらっているんだから」
とスタッフに声をかけ、
握手にこたえ、
サインし、
いっしょに写真を撮るらしく。
テレビ番組におけるお笑い芸人の
ピラミッド型ヒエラルキーに風穴を開けた
感のある出川さんですが、
本人はずっと変わらず力が抜けて
ひとを大切にしているよう。
お天道様は見ているぜ。

 

・遊園地眼下に抱く冬の鳶  野衾

 

遠近両用メガネ

 

・岩砕き雪解け水の轟けり

 

メガネストラップが故郷秋田で不評だったこともあり、
横浜に戻りさっそくメガネ店に直行し、
遠近両用レンズを依頼したことは
先日ここに書いた通りですが、
それがきのう出来上がってきました。
受け取りに行ってすぐに着用し、
そのまま午後の仕事に入りましたが、
フレームが旧のまま
のためか、
レンズが遠近両用であることを忘れ、
近くの小さい字を見るのに不都合もなく、
いたって便利。
電車内でマスクの上にぺろんとメガネをぶら下げ
文庫本を読むのがどうにも恰好わるく、
さてどうしたものかと思っていましたから、
そうしなくていいことが
いちばんありがたい。

 

・高く高く社のうへの冬の鳶  野衾

 

わらしのころ

 

・お降(さが)りや故郷しんしん鎮まれり

 

一年を楽しく過ごすためにカレンダーは重要。
というわけで、
ことしの我が家のカレンダーは、
大石清美さんの
「ごじょうめのわらしだ2018年版カレンダー わらしのころ」
トイレに掛けてあるので、
あさ、
用を足しながら眺めていると、
弟と遊んだあれやこれやが自然と思い出されてきます。
おにぎりを持って冬山に出かけたことなど。

 

・黄昏れて雪解け水の激しかり  野衾

 

さびさび

 

・初東風(はつごち)を迎へ浴びんと歩きけり

 

寒いことを秋田弁では「さび」
「さびさび」は、震えるぐらい寒い感じ。
帰省の折、
意識して冬の秋田の写真を撮りましたので、
一枚ずつここにアップしていますが、
写真を見るたび、
さびさびがよみがえってきます。
あ~、さびさび!

 

・あの顔もこの顔もあり初句会  野衾

 

矢内原忠雄

 

・着ぶくれて星の声きく帰郷かな

 

宮田光雄先生の本を読んでいたら、
矢内原忠雄の『イエス伝』についての印象深い記述があり、
宮田先生がそう言うのなら
というわけで、
さっそく古書で購入し読み始めたところ、
その迫力に圧倒されました。
もともと『イエス伝講話』として昭和十五年六月に自費出版したものを、
角川書店からの交渉に応じて出すことにしたと矢内原が書いた序が
昭和二十三年九月の記、
わたしが求めたのは、
角川選書の9であって、
昭和四十三年十二月二十日発行のもの。
時代の嵐のなかでの講話、出版であったことを
改めて考えさせられる本。

 

・初夢や南こうせつ四畳半  野衾

 

日々の糧

 

・初春を舞ひ踊りけり鯛と海老

 

歌のことを秋田弁では「うだっこ」
父も母も弟も「うだっこ」が大好き。
テレビで歌番組をやっていれば、
父と母は、
必ずと言っていいほど見ているようです。
わたしも負けず
「うだっこ」が好き。
若いころはカラオケでけっこう歌いましたが、
このごろはもっぱら聴くほう。
フランク・シナトラから三橋美智也まで。
ビリー・ホリデイから二葉百合子まで。
「うだっこ」も
日々の糧にちがいありません。

 

・読み初めのページ急がず行を踏む  野衾

 

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