一日一ページずつ読む本がいくつかありまして、
そのうちの一つが『リジューのテレーズ 365の言葉』(女子パウロ会、2011年)。
ちいさな本です。
リジューのテレーズさんは、1873年にフランスのアランソン市に生まれ、
1888年にリジューのカルメル会に入会した修道女で、
1897年、24歳の若さで帰天されました。
この本には、
テレーズさんがのこした、まさに珠玉のようなことばが、
一日ごとに収められているわけですけど、
これを「わっぱがでがして」帰宅後に読んでいると、
新約聖書「マタイによる福音書」第四章の「人はパンだけで生きるものではな」い
ことに、改めて思い至ります。
たとえば、7月4日のページには、
こんなことばが記されていました。
あなたがだれかに対して
激怒しているのを感じるとき、
心の平和を取り戻すには、
その人のために祈ることです。
こうべを垂れるしかありません。
・鯉眺む人を鯉見る溽暑かな 野衾