全体を見る

 薄ボンヤリとでなくハッキリ、クッキリと。会社を起こして六年目、お金のことも含めて全体を見ることは難しくもあるが、とても愉快なことでもある。特に若い人が個性を発揮してグングン力を付けていくのを見るのは楽しい。
 若い人がさらに若い人(いつの間にやら「若い人」「若い人」って言うようになってるなぁ)に教えている言葉を耳にし、ふむー、なるほどねぇ、と思って聞くことがある。わたしが数年前に伝えたことを、そのままでなく、その人の個性で消化し、自分なりの言葉で教えている。そういう場面に出くわすと無性にうれしい。
 伝えたそのままをオウムみたいに伝言しているだけなら、言葉のリレーゲームを見るようで、そんなにうれしくはないだろう。そのままでないということは、大げさにいえば、理解され、消化され、進化発展を遂げていることの証しと思うからうれしくなる。
 ん! らっかんてき?