わたしが使っている会社のパソコンがカタカタカタ…と無気味な音がして、とうとう壊れた。たがおがマイ・ドキュメントとアドレス帳を救ってくれたのでよかったが、あとは儚く消滅。すぐに業者に連絡し、本体だけ取り替えることに。一昨日設置完了、旧に復す。取り替えるまでの数日、なんとも心もとない時間を過ごした。
 パソコンがなくてもできる仕事はあるから、それをしてればいいではないか、とは思うものの、思考自体がこの頃ではパソコンと共にあるみたいな状態だから、パソコンなしでは夜も日も明けぬ。思考停止。
 いつからこうなってしまったのだろう。会社を起こしてから。メールをやり取りするようになってから。売掛け、買掛け、在庫、資金繰りなどの表をエクセルで作るようになってから。いろいろな作文をパソコンを使って書くようになってから。「よもやま日記」を付けるようになってから。etc.
 パソコンだと下書きと清書の手間が省け、いくらでも、書きながらでも直せるから、思考そのものをクリーンにしていくような気持ちよさがある。文章を綴りながら除雪し道が出来ていく(雪国出身者の比喩)のを眺める心地よさ。便利さだけではなく、便利さに伴うこのこころ、「快」の点数が加わっているような気がする。そうそう、もう一つ、タバコをやめられたのもパソコンを使うようになってからだ。ほんと。ニコチンの「快」がパソコンの「快」に変換した、か。うーん? それは牽強付会、できすぎか。でも、タイミング的にはそうなんだよね。