大阪出張

 本に収録予定の座談会に出席のため大阪入り。鎖骨骨折以来ワイシャツをはじめて着た。今年はおかげさまでクールビズとかいう妙なスタイルが流行し、ネクタイをしていなくても目立つことはない。ま、ネクタイをしているとかしていないとかの前に鎖骨固定バンドで思いっきり目立っているわけだが。
 ええと、話は突然変わるが、谷町九丁目交差点角のお店で食べたタコヤキが美味かった。本当に小さな店で、店内にカウンターがあるとはいうものの、大人五人は入れそうもない。タコを焼くのは奥さんの係り、持ち帰りの客のことも考え外で焼いている。というか、あの狭さでは店の中で焼くのは無理だろう。
 専務イシバシと半皿(6ケ)3枚とってフーハー言いながら頬張った。あと、ダシ巻き玉子にウーロン茶。帰りがけ威勢のいい声で若旦那が「おおきに!」と言った。角の小さい店で稼ぎお金をためて立派な店を持つのが夢だとか。いや、尋ねたわけではない。かいがいしく働く若い夫婦の姿から、こっちが勝手に想像したことで…。いいなあ、未来だけが目の前に広がっていて。