出版魂

 標準語で都会育ちねふきのとう
 宣伝をさせていただきます。明日発売の『論座』(朝日新聞社)「出版魂」のコーナーで、小社のことがデカデカと(!?)紹介されます。
 取材の当日、全員、社にいればよかったのですが、あいにく出かけているものも数名おり、写真は、専務イシバシ、編集長ナイトウ、ソウル岡田、オペレーターだんだん段本、それにわたしの5人が写っています。
 お〜い、秋田のしょうこさ〜ん、はるみちゃ〜ん、むっちゃ〜ん、ゆずるく〜ん、なりおく〜ん、見でっか〜!! あははは…
 というわけで、お近くの書店で手に取って見ていただければ幸いです。
 ふきのとうバッキャと呼べり秋田では

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梅? 桃?

 何もかも過剰となれり春爛漫
 日に日に暖かくなってまいりました。公園で気功をするにもいい季節です。
 季節を取りこんだ拙句をここに載せるようになって8ヵ月が過ぎようとしています。季節を感じることはいろいろでも、季節を表す物、事の名前が、とくに植物の名前がわからなくて困ります。
 サクラとスミレとヒマワリぐらいなら分かりますが、すこし込み入ってくると、もういけません。
 今日の写真など、梅か桃か、とんと区別がつきません。
 春はただ沸き立つ心地旅の空

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ふんわり名人 2

 道楽を志とかえ向う春寒し
 華ちゃ〜〜〜〜ん、見てますか〜〜! だはははは…。どこの華ちゃんて、おいら、そんなに華ちゃんを知らない。はい。その通り。あなたです。
 ほかの保育士さんたちも見てくれてますか。今日もいい天気ですね。子供たちもさぞ元気でしょう。
 前置きが長くなりました。わたくし、ついに、越後製菓「ふんわり名人」ごまだれ餅を食しました。うめ〜〜!! ごまの風味が口中にほわ〜っとひろがります。これでチーズ餅、きなこ餅、ごまだれ餅と制覇したことになります。越後製菓では、さらに他の味のものを研究開発しているようなので、今後目が離せません。
 ところで、この「ふんわり名人」、歯で齧らなくてもじゅうぶんくだけます。歯のないお年寄りでも楽しめるだろうなぁ。舌と上顎で簡単にくしゃっとなりますから。
 この軽み、何かに似てるなあと思ったら、雪です。
 空から降ってくる雪を口をあんぐり開けて舌で受け止めるあの感触に近い。越後は雪深い国。どなたが開発したのか知りませんが、ヒントはきっと空からふわりふ〜わり降ってくる雪にあったのでしょう。
 春はみな萌えて吐いて屹立し

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吉行和子さん

 新幹線ワゴン車通路を春が行き
 俳優の吉行和子さんです。もう何年になるでしょう。10年、いや、20年。
 新宿梁山泊という劇団の芝居を観に行ったとき、整理券を渡され外で並んで待っていました。時刻は夕方でしたが、ふわ〜っと、そこだけ明るいオーラを発するようにして歩いてこられる方がいました。
 わたしだけでなく、周りの人たちも目を奪われたようでした。
 吉行和子さんです。俳優さんというのは、こんなにも一般の人と違うものかと驚かされました。その吉行さんと縁ができるとは、思ってもみませんでした。
 昨日、吉行さんからお手紙を頂戴しました。次号「春風目録新聞」に載せる俳句をお願いしてあったのですが、春を感じるすてきな句を送ってくださいました。美しい手書きの文字でそれは記されていました。しばし呆然と眺めていました。
 わけもなく沸き立つ心地春近し

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ふんわり名人

 葱大葉黒糖牛乳忘れるな!!
 わたしは普段あまりお菓子を食べない。ほんとうは大好きなので、食べない。「大好きなので、食べない」はおかしいけれど、要するに、欲望を抑えられないのだ。一旦堰を切ったとなると止め処がないのです。なので、ガマンしているわけなのです。
 ところが…。
 先日、コンビニに入ったとき、それは、わたしに訴えかけていた。
 字体。文字の大きさ。どことなく柔らかげなそのたたずまい、雰囲気。しかして、その名称は? 「ふんわり名人」。ふむ。ふんわり名人、か…。なにやら、いわくありげである。希望小売価格320円はちと高いが、迷わず籠に入れる。
 帰宅後、さっそく袋を開けてみる。と、さらに小袋が六つ。手が込んでおる。小袋を開け、1ヶ取りだし口中へ。歯で噛むまでもなく、くしゃっ、とろとろっと、とろけるではないか。うむ、なぬ、こ、こ、この味は……、うん、め〜〜〜〜〜っ!! 超うめー!!
 小袋のなかには一口大のチーズ餅が9ヶか10ヶ入っていたが、くしゃくしゃっ、とろとろっ、あっという間に小袋六つすべて完食!! それにしても、なななんという美味さ。みなさん、まだ食しておられない方は、ぜひ試してみてください。ほんとうにうめーです。
 興奮しすぎました。すみません。
 昨日、行き付けのスーパーで「ふんわり名人」のきなこ餅とチーズ餅を買って、あの突風に煽られながらも、それでもどうしても食べたくて、ガマンし切れずに、歩きながら食べました。そうしたら、向こうから小料理千成のママがやってくるではありませんか。
「あれ、ママ、風邪じゃなかったの。ふ〜ん。そうか。気をつけてね。ところで、ほら、これ、知ってる? ふんわり名人。知らない? あ、そ。すげー、うめーよ。ほら。あーん、て。どう? な! うめーでしょ!」
 ママもよほど美味しかったと見え、体をかしげて、わたしが持っていたレジ袋のなかの「ふんわり名人」をためつすがめつ。むふふふふ。やっぱりな。感動したってわけだ。だはははは。
 ちなみにこの「ふんわり名人」、製造元は新潟県の越後製菓さん。きなこ餅、チーズ餅のほかに、ごまだれ餅もあるそうですが、こちらは、まだ食しておりません。
 むくむくと萌えたつ春をラブホかな

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静黙

 夜半(よわ)過ぎて耳は外向く猫の恋
 新井奥邃(あらい・おうすい)の言葉に「静黙」がある。奥邃が舎生と共に暮らした謙和舎は静黙が支配した。
 △夫れ静の真は神の心に在り。故に人能く神に近づけば其心静なり。若し神に遠かれば其心静ならず。其心能く静にして而る後人能く神の心に楽む。
 △是れ言ふべからざるの楽なり。若し其れ語ることあれば、必ず黙を以て語る。真楽の言は誠に静黙の中に動く。神の心の静息なり。覚知以上の覚知に属す。我以上の我に在り。常に小童の愛を以て神の御旨を得。
(「投火艸 七」『新井奥邃著作集』第5巻176頁)
 真楽の言は誠に静黙の中に動く。恩師でもある演出家の竹内敏晴さんが作った絵本が一つだけあるそうだ。最近そのことを、ある雑誌で知った。作・竹内敏晴、絵・長谷川集平。
 竹内さんがたった一つこだわったことがあるという。それは、言葉のないページをつくること。
 ネットで調べたら、もう絶版になっているらしく在庫がないとのこと。中古市場で手に入れた。言葉は、言葉のないページからかもし出される。
 まるまると黙して居りぬ寒雀

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かげひびき

 威厳もて黙して居りぬ寒雀
 新井奥邃(あらい・おうすい)の言葉だ。影響と書いて、かげひびき。わたしは、この言葉が好きだ。
 影響という字は、画数が多く、口角泡を飛ばしてがなりたてる政治家のようで、なんだか厳めしい。この作品はだれそれの影響によって作られたもので…、美術館の展示物の説明文のようでもある。そっけなく、死んでいる。
 かげひびきは、もっとかそけく、静かに、生きている。
 昨日の朝、保土ヶ谷駅のホームのベンチに座っていると、ケータイが鳴った。心当たりの人があったけれど、ディスプレイには名前でなく、電話番号が表示された。登録している人からではない。男鹿のおばさんからだった。
 息子のパソコンで、この日記を読ませてもらったという。ケータイ電話でも見れるとも。日記のネタにされてしまったね。それで、わたしも一句作ってみたのよ。寒雀 孫に取られて 泣く子かな どう? もっとも、これは、わたしと孫のあなたにしか分からない句だけどね。これから、たまに見るからね。じゃあ、5月にまた。頑張ってね…。
 ぽかぽかとこころが温まったことは、かげひびきとなって1日の仕事に影響する。理想と現実という言葉で切って捨てられるものではない。
 米粒を置いて逃げろや寒雀

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