ヤクルトおじさん 2

 春はそこ豆腐は白い味だよね
 同郷の幼なじみのSさんからメールをいただいた。
 Sさんもヤクルトおじさんからヤクルトを取っていたらしく、わたしと同年でもあるし、思い出深かったのだろう。
 今のようなプラスチック製の容器ではなく、ガラス製の容器に入っていたヤクルトは、冬ともなると、シャーベット状を呈し、箸やスプーンで掻き出さないと食べられなかった。もともとは飲料なのに、飲む、でなく、食べる。それはそれで、なんだかいつも飲んでいるヤクルトとは違った食べ物の感じがして新鮮、かつ美味しかった。
 Sさんのささやかな望みは、小さな瓶に入っているヤクルトを3本ぐらい、大きなコップに移してグビグビと思いっきり飲むことだった。言われてみれば、たしかにあの量、ん、んめーなー、と思ったその瞬間に失くなっている。まるで初恋の味…。てへ(死語か)。
 今日は会社にヤクルトねーさんの来る日。
 りなの絵がお出かけしちゃった春休み

47b8b81cd8890-080214_1645~0001.jpg