続々

 ラーメンの香を嗅ぎ梅やほころびぬ
 小社の目録「学問人」とPR誌「春風倶楽部」を合体した「春風目録新聞」第2号のテーマは、「今って、どんな時代!?」
 それを踏まえて、今回「今を生きる詩・短歌・俳句」のコーナーを設けることにし、著名な方々にお願いしたところ、続々と返事をいただいている。
 昨日は、谷川俊太郎さんと吉行和子さんからお葉書をいただいた。今を生きるどんな詩、どんな俳句を作ってくださるのだろう。人は飯がないと生きられないけれど、ことばもないと生きられない。
 どん底の生活を強いられていた人が加藤楸邨の句と出合い、もう一度頑張ってみようと意を決し、生活を立て直し、今ではテレビコマーシャルでよく見る企業を作った人もいる。
 こころにひびくことばに出合うことは、替えがたい喜びと元気と勇気を得ることだ。
 気功で知り合った若いお母さんは、6歳になる娘さんの「豆腐は白い味がするね」のことばに、思わずほくそえんだという。
 詩人と子どもは、人にとってことばがどういうものかを端的におしえてくれる。
 だれとても子どもの核あり雪しんしん

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