セカンド・ステージ
編集のクボッキーと都の西北の大学へ。生協書店の店長さんから、現場ならではの貴重な話をいろいろうかがった。ここがこうならほかは推して知るべしみたいな話(って、これじゃ、なんの事はわかりませんね)が多く、春風社のセカンド・ステージを睨み、ほかの情報も踏まえながら、これからゆっくり考えたい。
帰りの電車で。吊革につかまりながらぼんやり外の景色に見とれていたら、右の腰の辺りにふんわり柔らかいものが当たった。ちょうど、ソファーに寝転がって文庫本を読むとき枕にするクッションのような、そんな感触。ちょっと生温かさまであって。
ひょいと見ると、メタボリックなおじさんが、一つの吊革を両手で挟み、立ちながら居眠りし、くねくねと体を旋回しているのだった。ときどきシャツから飛び出た腹をぼりぼり掻いたりなどし。微笑ましい姿には違いなかったが、わたしは吊革を一つ移動し、接触を避けることにした。
メタボリックなおじさんは依然気持ち良さそうに旋回を繰り返した。
僕も一年じゃなく一念発起、去年の11月ごろ血圧が急上昇したのをきっかけに、脱メタボすべく、そうだなあ、生涯ではじめて体重が右肩上がりやめました。思えば、高校時代以来苦節30年、以前55キロだった体重は無惨にも95キロになっていたのでした。身体が悲鳴を上げないわけはありません。それ以来、酒を減らし、週に3回はプールで1キロ泳ぎ、通勤はなるべく自転車を使い、その成果は思った程ではなく、まだメタボを脱したわけではありませんが、体重は10年以上前に戻りました。
体重が20年前に戻ったあかつきには、颯爽と春風社を訪れ、今度こそは(少しは)売れる本の原稿をお持ちしたいと、プールに勉強に奮闘中です。じゃんじゃん。
せんにんさん、ですか?
ちがっていたら、ゴメンナサイ。
メタボに気功はいかがですか。
9月に『背骨ゆらゆら 気功で養生』(仮)を出す予定です。
春風社に関係している人物 メタボ 文体の特徴
これらの共通集合には仙人が一人入っていた ふうむ やられた! 恐れ入りました。
仙人さま
いえ、森有正でそうかなと思いました。