藤原、お前モカ

 

 さびしさや句を詠むこころを探しをり

平常心を保つため、
とかそんなことではないのですが、
このごろ朝はサイフォンでコーヒーを淹れて飲んでいます。
ブラジル。
ときに贅沢してブルーマウンテン。
せこく上記二つをブレンドしたり。
ところで、モカ・マタリ。
イエメン産のコーヒー豆です。
豆の入った袋にも中黒「・」が付され、
「モカ・マタリ」と印字されています。
が、
しばらくジッと眺めていたら、
モカの「モ」が平仮名の「も」になり、
中黒が飛んで「もカマタリ」に見えてきました。
ん!?
秋田の武塙(たけはな)先生はモカ・マタリがお好きで、
奥様が毎朝淹れていらっしゃる。
先生の姓とモカ・マタリをくっつけるとどうなる!?
(先生、ごめんなさい)
武塙モカ・マタリ。武塙もカマタリ。
萩原さんもモカ・マタリが好きかも知れない。
すると、萩原もカマタリ。
藪原さんもなら、藪原もカマタリ。
あはははは…。
そして、
カマタリと言えば、
なんといっても藤原でしょう。
藤原もカマタリ。藤原も鎌足。「の」でなく「も」。
藤原も鎌足。
このごろ、モカ・マタリの豆を挽いて飲むたび、
「藤原も鎌足」と唱えている自分を発見します。

 ベランダを歩く猫にも春の空

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