本を閉じすることもなし団扇かな

このごろ隔週で鍼灸院へ行っています。
どこというわけでなく、
全体を診てもらい、
体の表、裏、左右に鍼を打ってもらいます。
「お酒を控えていますか?」
「今週は、砂糖を少し摂りすぎましたね」と、
先生は何でもお見通しです。
一時間たっぷり診てもらい、
次の予約を入れ、
電車で帰ってくるのですが、
施療してもらった日は、
鍼の効果がどんなものか実感することはありません。
ところが、一晩眠って朝起きると、
違います。
ドーンとだるく、体が重い。
てきぱき動くことが嫌になります。
ところがところが、
さらに一晩眠ると、なんでか分かりませんが、
脱皮でもしたようにサッパリしています。
気づかぬうちに溜まった疲れが落ちたような気がします。
人の体の不思議を感じます。

 秋立つや雲を見遣りて風を聴く

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