アジア的笑い!?

 

 足音を聞いてはらりとつつじかな

カメラマンの橋本さん来社。
二時に来客の予定がありましたので、早めに、
「橋本さん、昼飯、食べに行こうよ」
と声を掛けると、
「ニラレバ食べに行こう!」と橋本さん。
「え。また、ニラレバ」
このあいだ来社した折も、
橋本さんに誘われニラレバ炒め定食を食べたのでした。
「ははははは。ニラレバじゃなくてもいいけど」
「わかったよ。ニラレバ食べに行くよ。
それにしても、橋本さん、ニラレバ好きだねぇ」
というわけで、
野毛坂の途中にできた、
中国人夫婦がやっている中華料理店に向かいました。
石橋同行。
石橋がそこで食べるのは今回が初めて。
さて。
橋本さんとわたしは、ニラレバ炒め定食、
石橋は豚肉とタケノコ炒め定食を頼みました。
いずれも650円。
程なく、
ニラレバ炒め定食のほうが、先に出てきました。
それを見た石橋がすかさず、
自分のはご飯を半分にしてくださいと
ママさんに頼みました。
通じたようでした。
すると、橋本さんが、
多ければ自分が食べるから、半分にする必要はないと、
ママさんに訂正を申し入れました。
わたしももらって食べるからというので、
橋本さんに同意し、
石橋のご飯を半分にしないでくれと頼みました。
ママさん、歯を出して笑っています。
むむ!? アジア的笑い!?
さて結果は?
豚肉とタケノコ炒め定食が出てきて、
やはりと思いました。
茶碗に入っているご飯の量は半分です。
「ご飯を半分にしてほしい」はなんとか理解できても、
男二人が頼み入れたのに、
「そうしなくてもいい」の訂正日本語は、
やや込み入っていて、理解不能だったようです。

 言葉はね隠すためだよ春の海

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