スカッと爽やか

 岬来て緑突端すべり落つ
といえば、コカコーラ
と口をついて出そうになりますが、
そうではなく、『鬼平犯科帳』
その18に「おれの弟」という篇があります。
小さい頃から可愛がり、世話もしてきた
鬼平の弟分が騙し討ちに遭います。
騙し討ちした相手というのが、
七千石の大身旗本・石川筑後守貞行の三男
源三郎であることを鬼平はつきとめますが、
偉い役人の倅とあっては、
正式のルートからは手も足も出ない。
憎き弟分の仇、どうしてくれよう。
そこで鬼の平蔵…
あまり話すとネタバラシになりますので、
やめますが、
二世政治家の体たらく、馬鹿丸出し、幼稚さ、
不甲斐なさ、低脳、面の皮の厚さ、とんま、
こんこんちき、ふにゃチン、
おめーなんか引っ込んでろぶりを見るにつけ、
鬼平のような人がいて、
公憤を晴らしてくれないものかと
思ってしまいます。
 春の海鼓膜の底の銀波荘

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