リニューアルオープン

 

定期的にかよっている病院が改装され、
ピッカピカでひろびろとした気持ちのよい空間に変りました。
きのうは二度目。
機械に診察券を入れ、
その日の診察番号を書いた用紙をもらいます。
これでよしと。
132番。
ひろい総合待合場の椅子に腰かけ、
バッグから読みかけの文庫本を取り出します。
ひょいと見上げると、
電光掲示板に診察科とその下に番号が表示されています。
なるほどなるほど。
132番はどこにもなし。
さてと。
予約の時間までにはしばらくあるから、
ということで、
時間つぶしに本を読むことに。
五ページ、七ページ、十ページ、そろそろか。
さてと掲示板。
132番。
ん、まだか。
本に目を落としさらに一ページ。
掲示板。
132番。
まだ。
いちれんのこの行動の繰り返し。
すでに予約の時間はとっくに過ぎている。
と、
「132番の三浦さーん、132番の三浦さーん」
「はい。はいはい」さっと手を挙げる。
きけば、
機械でその日の番号をもらうだけではだめで、
さらに、にんげんのいる受付で受付をしなければいけないのだった。
そうだったのかー!!
そういえば、
初めてのとき、
右往左往しながらひとに聞いて済ませたけれど、
冷静に振り返ってみれば、
そんなようなことだったかもしれないとようやく気付いた。
まだ学習が足りないようです。
とりあえず無事診察終了。
ふ~。

 

・曉烏いまぞ静けし秋の海  野衾