人の心がわかること

 桜咲く細目涙の寅次郎
きのうは『男はつらいよ』第19作「寅次郎と殿様」を見ました。
真野響子さん、嵐寛寿郎さんが出ています。
タイトルからもわかるとおり、
嵐寛寿郎さんが扮する役どころは、
伊予大洲五万石、藩祖宗康様より十六代目の当主、藤堂久宗、世が世であれば、大洲の殿様に当たるお方。
その殿様の息子の嫁が真野響子さん扮する堤鞠子。
一年前に夫と死に別れた鞠子が、大洲にある墓を訪れ、
その日宿泊する宿で寅さんと出会う。
物思いに沈みがちに見える鞠子さんのために、
鮎の塩焼きを宿に頼んで出させたり、
土地の名物である川魚の佃煮をお土産に持たせたりする寅さん。
宿の女将に「旅先じゃ、なんでもねえ親切でも心にしみるもんだからよ。頼むぜ」なんて。
こういうところ、いいなぁ。
貧乏でも欠点だらけでも、人の心がわかる寅さんなのでした。
 桜木やアッという間のナポリタン

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