冴返り肌と肌着に隙間出来
ウォシュレットの強力洗浄について、あれは実に気持ちよく病みつきになるとここで書き、それを読んだ秋田の幼馴染の女性からメールを寄せられ、三浦君の日記を読み、私もやってみたけれど、ほんとに気持ちいいわよね、そうだろそうだろ、だから私毎日やってるの、へ〜、そうなの、あはははは… と盛り上がっていたのですが、もう1人、これも女性で幼馴染からメールが来まして、彼女も病みつきになって一時は強力洗浄のとりこになっていたそうですが、校門が、いや黄門が、いや肛門が痛くなって医者に診てもらったら、校門の、いや黄門の、いや肛門の中が傷ついていたらしく、強力洗浄は細菌も流すけど良い菌(?)も流してしまうから控えなさいと言われたのだそうです。
なので皆さん、気をつけましょう。強力洗浄はほどほどに!
寒戻り憎むこころの失せにけり
井土ヶ谷のホーム花散る夢の柵
トップページにもご案内させていただいておりますが、明日午後8時から10時、NHK・BS2「私の1冊 日本の100冊」スペシャル「私にチカラをくれた1冊の本」に出演することになりました。ほんの数分だと思いますが、時間のゆるす方はどうぞ。
洟を垂らして外で遊んでばかりいた子どもが、いま出版社の社長をやっているのだから、人生は不思議です。過ぎてしまえばシンプルにみえても、渦中は複雑でもありました。
春風やご恩ご縁の証しせり
イソギンチャク育ちの悪さを憎みをり
桜の開花予想が出始めました。JRの駅には各地の桜のポスターが貼られています。秋田の角館の写真なんかもあります。通ったことはあっても、ちゃんと見たことがありませんから、一度行ってみようかという気になりました。
けさ起きて、カーテンをサッと開けたら桜の花びらが… と思いきや、雪。雪?
まちがいなく雪です。花吹雪の季節だというのに、ほんものの雪が風に吹かれて舞っています。どうなっちゃっているんでしょうね。
思い出は生まれるまえの花万朶
眼を覚ます原稿読みたし春の風
WBC、侍ジャパンがやってくれました。
ちょうど銀行さんが二人いらっしゃっていたのですが、もうそれどころではありません!(銀行さん、ごめんなさい)
あの場面でのイチローのセンター前ヒットは、往年の長嶋茂雄を髣髴とさせるものがありました。
ヒーローというのは、記録だけではないのですね。みんなの願いを託された人間が、ここぞという時に、その役割を十全に果たす、それでなければ時代のヒーローにはなれません。
イチローは、きのうで歴史に残るヒーローになったのではないでしょうか。
試合後のインタビューで、「ぼくは(なにか)持っていますね」と興奮しながらコメントしていましたが、自分で自分に驚いていたのかもしれません。
インタビューといえば、原辰徳監督の「うまい監督さんならもう少したくさん点を取れたでしょう。それでも辛抱しながらやった。とにかく我々の目的は勝つということで、声援をいただきました。プレッシャーにつぶされそうになったけれども、全員ではねのけて喜びを分かち合えるということは、日本のためにも良かったと思います」には泣けた。
WBC監督就任にあたってもいろいろあったけれど、なんとか自分の役割を果たしたという安堵と喜びに満ちていました。
「うまい監督さんならもう少したくさん点を取れたでしょう」言えないよねえ、なかなか。
春風を紫に染め毒を吐く
一行の終り果てなし春の午後
あす地球が最後の日を迎えるとしても、あわてず騒がず、粛々と一本の苗木を植えるような、そういう日々をおくりたいと願いながら、現実は、そとの刺激に翻弄され、雑念と感動にゆれる笹舟のような時間が過ぎていきます。
WBC、きのうは準決勝。日本・アメリカ戦。会社のテレビで観戦しましたが、涙をこらえるのに必死でした。松坂をはじめとして、二十歳そこそこの青年がきらきら目を輝かせプレーしている姿を見ていると、ああ、もう勝負なんてどうでもいい(でもやっぱり勝ってほしい)、この若者たちを見られただけで満足!(でもやっぱり勝ってほしい)という気持ちがこみ上げてきたからです。
一年は52週あるといっても、こんな週の始まりは、そうそうあるものではありません。
今日は決勝。因縁の対決、韓国戦。目が離せません。
仕事疲れを作の疲れで消す弥生
今朝からは春だ小糠の雨降りだ!
極真会館の創立者にして、幾多の伝説を生んだ空手家大山倍達先生の夢を見た。
巨大な建物に入ると、各部屋を仕切っている襖は開け放たれており、畳が延々果てなく続いているように見えた。ネクタイ姿のサラリーマンが大勢いて、部屋ごとに決められた稽古をこなし、この部屋の稽古を終えればあの部屋へと、つぎつぎ移動していった。わき目をふるものなどいない。
呆気にとられていたわたしは、ふと、部屋の片隅に置かれていたノートに気がついた。木の丸椅子の上にのっていた。
見ると、大山先生直筆のメモで、なにやら極真の極意を記しているようであった。瞬間に会得した真理を、瞬時を惜しむように書き留めた文字に圧倒された。文字からモワモワと炎と気迫のクハーッ!の声が立ちのぼってくるようだった。でも、これを編集してまとめるのはかなり大変な作業であるなと、ちょっと感じて、急ぎノートを閉じた。だれかに見られているような気がしたからだ。サラリーマンたちは汗を掻き掻き、相変わらず黙々と稽古に励んでいた。わたしの普通の感想など、だれも聞きとめてくれそうになかった。クハーッ!!
春眠や磁石となりて瞼寄る