これも弟のメールで、にわかに思い出した遊び。ばんばいっこ。
語源が分からないながら、
内容としては、新雪が積ったときにやる子どもの遊びで、
いたってシンプル。
どういうのかといえば、
まず、新雪に、細い道をデタラメに、ときに規則正しく、付けてゆく。
雪を踏み込んでつくる道が長ければ長いほど、
あとの遊びが盛り上がるので、
どうやったら道が長くなるのか、
いろいろ工夫して複雑に曲がりくねった道をつくる。
うずまき状のデカい飴がありますが、
たとえば、
あのような形状の道を新雪にえがいてゆく。
ぐぐっ、ぐぐっ、と新雪を踏み込んでいき、ぐるぐる螺旋を絞りこんでいったら、
今度は、中心から外へ向かって、
螺旋をほどくように道をつけていく。
そうやって、なるべくなるべく複雑な道をつくる。
道が出来たら、
ふたつのチームに分かれ、
道の両端から、よういドンの合図で走りはじめる。
双方、道の途中で行き会ったら、ジャンケンをし、勝った方は、そのまま走りつづける。
負けた方は、道の外へ逃れ、
そのチームの二番手がチームのスタート地点から走りはじめて、
相手と行き合ったら、またジャンケン。
それをくり返し、
相手チームのスタート地点に先にたどり着いた方の勝ち。
いやあ、あれは、ほんとうに疲れた。
汗だくになったもの。
さて、
語源は分かりませんが、
相手陣地に乗り込むような遊びは、けっこうありそう。
そう考えると、
「ばんばいっこ」の「ば」は場所の場か?
「い」は「獲る」or「得る」の秋田風発音?
「こ」は、なんにでも付ける秋田方言のクセでしょうから、
「場ん場獲っこ」=「ばんばいっこ」
ん~、
だいぶあやしい。
・丘上の列車や花に弾み来る 野衾