瀬戸ヶ谷古墳

 

・朝ぼらけ若き古代の土を踏む

わたしが住んでいる御殿山について、
城があったという話も聞かないのに、
なんで名前が御殿山なの? えらそうに、
みたいなことを
以前ここに書きましたが、
城はなかったけれど、
古墳があったことが判明!
その名も瀬戸ヶ谷古墳。
立派な前方後円墳。
小学校で習ったナウマンゾウ!
今の番地でいえば、
瀬戸ヶ谷町53といいますから、
なな、なんと、
まさにわたしの住むところ番地ではないか!
昭和二十四年の調査の結果、
出土品がいろいろ見つかったそうで。
古墳といえば、
古代における有力者の墳墓であり、
それを築造する場所ということになれば、
よくよく考えてのことのはず。
生きて住むのが城ならば、
死んで住むのが墓だから、
考えてみれば
同じようなものかもしれません。
ちがうか。
まあ、しかし、
古代人がこの丘に立ち、
旭日を拝んでいたのかと思うと、
なんだかふつふつと
勇気が湧いてくるなぁ。
ほーら、朝陽が昇ってきた。
いま読んでいる本が『若き古代』なんて
ちょっと出来すぎだぁ。

・髭を撫で古代人の丘に立つ  野衾