シネコン

 

 もうもうと春一番の花粉かな

わが社のテラチーオカチーが
トップページに書いていたのを読み、
初めて知りましたが、
桜木町駅の改札を出て左手すぐのところに
間もなくシネコンが出来るそうです。
シネコン?
シネとあるから、映画館のことを今風にそう呼ぶわけね。
でも、コンてなんだ?
コングラチュレーションのコン?
コンフュージョンのコン?
コングロマリットのコン?
コンサイスのコン?
今度のコン? 今度、映画に行こうねー、なんて…。
そんなわけはない。
ウィキペディアで調べたところ、
シネコンとは、シネマコンプレックスの略で、
同一の施設に複数のスクリーンがある映画館のこと、
だそうです。複合映画館とも呼ばれるのだとか。
そういうことね。
コンプレックスというと、
心に傷があるみたいな感じがして、
映画がこわーい!!というような言葉かと思いきや、
心理的なこととは関係ないようです。

 我れの身にもいよいよ来たか花粉症

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高峰

 

 水温み街灯の下影ゆらり

来月三月は、月別刊行点数で
春風社始まって以来の記録を更新することになりますが、
十八点ともなりますと、
並みの緊張度、集中度では登りきれません。
余計なことをしたり考えたりする余裕はなく、
また、やっている場合でもありません。
教室で生徒をみるのと同じく、
個性的な子どもや物たちを
十把束一からげに見がちですが、
どの子どもも、どの本も、
それぞれに来歴があり
ユニークな個性と内容を湛えています。
静かな緊張がみなぎる空間を、
本づくりの劇場と呼びたくなります。

 春風やマンションドアを叩きけり

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読む工芸品

 

 水温みセアガゴゲグボ暗躍す

映画監督の大嶋拓氏と多聞君と三人で、
四月刊行予定の傑作戯曲『法隆寺』について打ち合わせ。
多聞君が、装丁は他のフライヤーとちがうと
自身の考えを開陳してくれ、
春風社の本の特徴が、
装丁の面から明かされた気がしてうれしくなりました。
たとえば、映画のチラシであれば、
映画館に人を呼び込むことでその役割が終り、
ショップのフライヤーであれば、
魅力のあるお店に人を運ぶことで
その役割を果したことになります。
ところが、そういうものと本の装丁は決定的にちがいます。
たしかに、装丁に惹かれて
本を購入することはありますが、
買われたことで装丁の役割が終るわけではありません。
内容と並行して、
その魅力が長く保持されていなければなりません。
中身の寿命と装丁の寿命が
いっしょであることが望ましいとも言えるでしょう。
買ってすぐ読む本もあれば、
何年も書棚に寝かせておいて、
なにかの縁で再び手に取り、
いよいよ腰を据えて読んでみようと思ったときに、
装丁が一時の流行を過ぎ、
冴えないものに感じられたらどうでしょう。
せっかく手に取ったのに、
気が萎えてしまわないとも限りません。
ということで、ヨコハマ経済新聞の記事とも併せ、
春風社の本はますます工芸品に近づくとの思いを
強く持ちました。

 寒さ脱ぎ胸いっぱいの天の風

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ヨコハマ経済新聞

 

 石投げし葉山二月をバリの風

新聞各社は、紙に文字が印刷された
従来型の新聞とあわせ、特定の記事を
インターネット上でも見られるようにしていますが、
このごろは、
インターネット上だけで見られる新聞というものが
増えています。
シブヤ経済新聞」から始まったネット上の経済新聞が
いまでは六十個ほどになっているようです。
「ヨコハマ経済新聞」は歴史から言っても
その代表格のひとつ。
それぞれの地域に住む人たちが、
自分の周りで起きている
旬の出来事を記事にしています。
自分たちの町のことですから、
おのずと愛情がこもるのでしょうか。
その「ヨコハマ経済新聞」に
春風社が取り上げられました。コレです。
京都出身で現在は横浜在住のライター森王子様
(玉子でなく王子)が
何度も取材に訪れ、写真を撮り、
厚い記事にしてくださいました。
森王子(玉子でなく王子)様、
ヨコハマ経済新聞の杉浦編集長始めスタッフの皆様、
ありがとうございました。

森王子(玉子でなく)
ヨコハマ経済新聞

 車輪来て天のため息水温む

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散策

 

 関が原の記憶を覚ませ寒桜

ご近所のひかりちゃん、りなちゃん一家の
クルマに乗せてもらい、
三浦海岸のさくらまつりに行ってきました。
種類によっては今が盛りなんですね。
この季節に満開の桜というのを初めて見ました。
土地の人たちは、この時期にこの花を見ることで、
春の訪れを感じるのでしょうか。
花見客も大勢出ていましたが、
まだ二月ですからさすがに寒く、
簡易トイレの前には行列が。
いっしょに行ったひかりちゃんは、
このごろ百人一首にハマッていますが、
花の中で桜がいちばん好きだそうです。
百人一首と桜が好きなひかりちゃんです。

 河津桜夢に見るよな厠かな

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活字と本

 

 博文館農業日誌父の春

春と秋の二回だしている春風目録新聞ですが、
昨日その打ち合わせがありまして、
次号の特集テーマが「活字と本」に決まりました。
活字とは、もともと活版印刷に使われる字型で、
主に鉛合金が用いられていましたが、
「グーテンベルクからグーグルへ」の言葉に
代表されるように、
活版印刷そのものが骨董的になってしまいました。
いま「活字」といえば、
活版印刷に使われる字型ではなくて、
電子媒体で見られる文字に対し、
紙に印刷された文字
という意味で使われることが多いようです。
電子媒体を視野に入れ、
春風社もいつか電子ブックへ移行するように
なるかもしれませんが、
いずれにしても紙の本が基本ととらえ、
紙にこだわっていこうと思っています。
なので、「活字と本」。
乞う、ご期待!

 三年日記十冊越えし父の春

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ホッカイロ

 

 バネ指よそんなに母を苛めるな

今朝は雪が降っています。
わたしの中の子どもは喜び、
大人は今日の一日を思って、気が萎えます。
このところ、使い捨てカイロ、
いわゆるホッカイロを使っています。
ホッカイロは、株式会社白元の商標でしょうけれど、
ホッカイロといえば通じますから、
かなりの当たり商品なのでしょう。
ところで問題は、どこに貼るか。
どんなに寒くても、
わたしはTシャツとセーターしか着ません
(その上に、ダウンジャケットやコートは着ます)から、
どっちかに貼るしかありません。
セーターの上に貼ると、程よい暖かさなのですが、
ぽかぽかと気持ちよいものですから、
貼っていることをつい忘れ、
廊下で隣のオフィスの女性とすれ違いあいさつしたときなど、
ハッとして後ろを振り返ることもあります。
それぐらいならまだいいのですが、
大事な仕事の打ち合わせで外で人に会うときなど、
ホッカイロを貼った姿を見られては、
決まる仕事も決まらない(かも知れません)。
というわけで、
内側のTシャツに貼ることになりますが、
これはこれでなかなか微妙です。
布一枚隔ててだと、どうしても熱くなりがちで、
それを避けるために、
貼っている箇所と皮膚の間に空白を作り出すべく、
腰を前に突き出す格好になります。
ドリフターズの加藤茶が、昔、肥えタゴを担いで、
ちょっと卑猥にカッコンカッコン歩くギャグがありましたが、
あれに限りなく近い格好になります。
結局、内側にもう一枚着たほうが良さそうです。

 バネ指を湿布で寝かす母の冬

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