笑いとユーモア

 

シモーヌ・ヴェイユの本に邦題『重力と恩寵』という本があり、
読もうと思って本棚の手の届くところにありながら、
まだ読んでいません。
重力って何?
物理のことではないと思うけど…。
シモーヌの先生は、
フランスのソクラテスとも称された哲学者のアランで、
シモーヌは、
アランからふかく影響を受けたようです。
アランの『定義集』に関する本を読んでいたら、
にんげんは、
生きていると自然に悲観的になってしまう、
それは普通のことであって、
そうならずに笑いとユーモアをもって生きるには工夫が要る
というようなことが書かれてある箇所があり、
ヴェイユのいう重力って
ひょっとしたらそういうことかな?
って思いました。
いや、
まったくの見当はずれ
の可能性もあります。
しかし、
仮に見当はずれであっても、
ある見込みをもって読みはじめるというのも
読書の醍醐味のひとつ。
見当はずれもまたたのし! うん。

 

・赤蜻蛉むかしのことは忘れたよ  野衾