再放送

 

先日ここに
NHKBSプレミアムの番組「ワイルドライフ」
で放送されたオオサンショウウオ
のことについて書いたところ、
NHKの方が
それを読んでくれたかどうか(絶対にない!)
わかりませんが、
体育の日の八日朝八時から、
再放送されるらしく。
ゆったりもっさり
していながら、
なんとも剽軽で憎めないあいつにまた会える!
馬や犬や猫に癒される
ことはあっても、
まさかサンショウウオに癒される
日が来るとは思わなかった。
なにを感じ
なにを思って
日々生きているのか、
興味は尽きない。

 

・コキコキと還暦の首鳴れる秋  野衾

 

売掛、買掛、資金繰り

 

二十期目に入りまして、
毎年恒例のことながら、
この時期、
売掛表を始めとする三種の表を作ります。
期をまたぐ刊行物を残しておいての作成になり、
これがなかなか厄介。
社長の仕事と観念し、
間違えないように気を配りながら整えていきますが、
ひとつ完成するとどっと疲れます。
売掛の表は終わったから、
きょうは買掛か。
やれやれ。

 

・食べあとのきれいを競ふ秋刀魚かな  野衾

 

雑誌取材

 

以前取り上げてくださった雑誌の編集者から連絡があり、
きのうがその取材。
ちょうど二十期目に入ったばかりでもあり、
今後の方針について
思いの丈を話しました。
新刊の棚、社内の仕事風景、集合写真
などを撮っていただきました。
カメラとノートパソコンがコードでつながれており、
シャッターを切った瞬間に
パソコンのモニター画面で確認できます。
デジカメでも可能ですが、
画面が大きいので
細部まで見られます。
「いまはこうなんですねー」
とカメラマンに話しかけると、
「見られるようになると、それはそれでたいへんです」
「そうですか」
「フィルムのように、(気合を入れて撮って)写っていなければ仕方がない
というわけにはいきません」
「なるほど」
時代は刻々と変わっていきます。

 

・道の端どつと飛び去る稲雀  野衾

 

山椒魚

 

NHKBSプレミアムの番組「ワイルドライフ」

オオサンショウウオを取り上げていました。
広島県の里山を流れる小川に生息するオオサンショウウオ
を追った映像でした。
サンショウウオといえば、
「山椒魚は悲しんだ」で始まる
井伏鱒二の小説の冒頭が
条件反射のように口を突いて出てきます。
井伏さんは広島県生まれ。
ふだんから目にしていたのかな。
サンショウウオを山椒魚
と書くのは、
体臭が山椒のにおいに似ているからなのだとか。
俳句的には夏の季語。
あたまがデカく、
ゆったりもっそりしているくせに、
食料となる小魚や蛙を飲み込むときの速さといったら、
目にも止まらない。
じっと餌を待ち、
一時間、二時間、三時間…。
そんでもってパクッと。
あたまがデカく、
ゆったりもっそりしています。
なんだか憎めない。
ユーモラス。
健気。
1メートルから
大きいのになると1メートル50センチにもなる
といいますから驚く。
それほどの体長になるには
50年、100年かかるとか。
あんなのナマで見たらぶっ飛ぶな。
でも見てみたい!

 

・鶺鴒やつがいで描けハンモック  野衾

 

二十期目

 

弊社の創業は1999年10月1日
ですので、
本日より二十期目
に入ることになります。
自宅マンションを事務所にして営業を開始したころ、
同僚ふたりと
一けた台でつぶれるのはかっこ悪いね
と話したことを記憶しています。
が、
おかげさまで
ここまでやって来ることができました。
若い社員がそれぞれ個性を発揮し、
がんばってくれています。
世はつねに変化し、
出版界も例外ではありません。
謙虚をまなびつつ、
ながく読み継がれる本をつくりつづけたいです。
これからも
どうぞよろしくお願いいたします。

 

・秋の日をふところに抱き帰りけり  野衾

 

訊いてみた

 

わたしの家は保土ヶ谷の山の上にあり、
東側は崖っぷち。
手すりが施されていて危なくはないのですが、
高所恐怖の身としてはビビリます。
手すりの外の淵は
狭いところだと三十センチほど、
泥棒でも
そこを歩いて逃げろと言われたら
ビビルでしょう。
なのに、
毎日のようにやって来る野良猫
がおり、
わたしの部屋の前でかならずこちらを見、
いち、にー、さん、
それからプイっと何食わぬ顔で
崖っぷちをものともせず難なく歩いていきます。
怖くはないのか?
どうして平地を歩くように歩けるのか?
そこを歩かなくても
歩くところはあるでしょうに?
いろいろ訊いてみましたが、
答えはなく。
白と黒のぶちの猫。

 

・秋澄みてガネーシャの鼻上向きぬ  野衾

 

鍼灸の威力

 

NHK「東洋医学 ホントのチカラ ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」
の番組を見ました。
夜7時半から10時までという長丁場で、
早寝早起きのわたしは
あとのほうを断念。
このごろは、
大学病院でも
医療に鍼灸を取り入れているところが多くなってきている
とかで、
西洋一辺倒だった医療従事者が
遅まきながら
東洋医学に注目し始めたということでしょうか。
番組を見ていていちばん驚いたのは、
逆子が鍼と灸の施術により
くるり回転、
元通りの位置に戻って、
通常の分娩で産まれたこと。
いやびっくり。
話には聞いたことがありましたが、
ホントだったんですねぇ。

 

・灯り消す早や明月の上りをり  野衾