Archives : 1月, 2013

昼の散歩

 

・髪型が気象予報士寝癖たり

会社が紅葉坂の上にありますから、
会社近くの喫茶店に入る以外は、
だいたい下山して食事をすることになります。
野毛方面で食べた後、
このごろは、
成田山横浜別院横の階段を上り、
さらに伊勢山皇大神宮表参道の階段を上って、
ふ~と息を吐き、
さらに境内をすたすた通り、
(きのうは、
おみくじを広げて熱心に見ているおばさんがいました)
裏参道の階段を下りて会社まで。
昨年から源氏物語がマイブームですが、
源氏物語には、
仏教と神社信仰が渾然一体となっており、
昼食後に上記のコースを上って下れば、
源氏物語をまさにひとくぐりしたような気分。
まぁ、
勝手な思い込みですが…。
ひとしきり階段が続きますから、
食後の運動にも適しています。
春風社を訪れる際に試してみてはいかが。

・家壊す様をあくがれ見てゐたり  野衾

昔ながらの濃厚熟成塩辛

 

・天気予報見て寝る明日は暖かい

ひかり+りな=ひかりなちゃんのママが、
あの「昔ながらの濃厚熟成塩辛」を
届けてくれました。
ありがたし!
ああ、久しぶり!
波座(なぐら)物産の製造によるものですが、
震災により気仙沼工場が破壊され、
その後、
新工場ができたことは知っていましたが、
まだネット販売のみらしく、
口にすることができませんでした。
なので、
昔の恋人に会った気分(ちょと違うか)。
さっそく壜のふたを開け、
イカを取り出し湯気の立つ白いご飯の上へ。
ほどよいご飯の量といっしょに口中へ。
うんっめー!!
失礼いたしました。
美味しゅうございました。
このごろ夕飯で食するご飯の量は、
だいたい茶碗一杯なのですが、
「昔ながらの濃厚熟成塩辛」とくれば、
そういうわけにもいかず、
もう一杯とあいなりました。
美味しいものを食すると、
幸せな気分に浸れます。

・マニキュアの郵便局員華やげり  野衾

ブルーカットレンズ

 

・デロンギの温さ恋しき朝ぼらけ

最初は多聞君でした。
パソコンや携帯電話からはブルーライトが発しており、
それが目の疲れの原因となり、
ブルーライトをカットするメガネに換えたら、
疲れ方がまったくちがい、
疲れが取れたと教えてくれたのは。
度の入らぬメガネなら、
フレーム込みで4~5000円から。
「疲れ方がちがうと体で感じるの?」と、わたし。
「体で分かる」と多聞君。
社内では、編集長の内藤君が使い始め。
「どう?」
「週五日働いているのに、四日ぐらいの感じです」
なぬっ!?
人によって、表現もいろいろ。
わたしは、
今つかっているメガネのフレームが気に入っているので、
レンズだけ
ブルーカットのコーティングをしたものに換えました。
ズバリ!
首から肩にかけての痛みが翌日から取れました。
これはいい! ってんで、
在宅で入力から組み版までお願いしている
Mさんに教えたところ、
さっそく新宿のメガネ屋で求め、
掛けてみたら、
いつもなら仕事が終ると気持ち悪くなるのに、
それがなくなったと喜んで電話をくれました。
わたしは役に立つ情報を教えただけですが、
うれしくなりました。
ということで、
パソコンを長くつかう方にはお勧めです。
多聞君ありがとう!

・五十過ぎ痛み隠して笑ひけり  野衾

他者と自己の理解のために

 

・懐かしき人を夢見て呆けたり

二年半かけて編集した
『異文化コミュニケーション事典』が、
ようやく完成しました。
項目数727、執筆者155名、650ページの、
異文化コミュニケーションに関する
日本初の本格的な総合事典です。
世はまさに、
異文化との接触に明け暮れています。
家庭の中から国際社会まで、
理解が成り立たないことの背景に、
文化のズレが厳然として存在することに気づかされます。
ためしに思いつくまま項目を拾い眺めてみました。
「あいづち backchannel」
日本人は、
人の話を聞くときにあいづちを打ちますが、
この言葉の説明から入り、
日本人とアメリカ人では、
話を聞く際のあいづちの頻度が異なり、
その度が過ぎると、
思わぬ誤解を生じることが実例をもって記されています。
コミュニケーションについて本気で困っているのは、
大人だけではないはずです。
子どもから大人まで、
他者を理解し、
それを通じて自己を深くとらえ、
よりよいコミュニケーションを成り立たせるために、
一家に一冊、
大辞林の横に置いてはいかがですか。

・眼が覚めて金も仕事も忘れけり  野衾

柳葉魚

 

・浸かりきり夢に現る源氏かな

柳の葉みたいな魚といえば、
そう、シシャモ。
柳葉魚と書いてシシャモと読みます。
炙ってたべると香ばしく美味しい。
このごろは本来のシシャモが少なくなり、
市場に出回っている九割ほどが、
カラフトシシャモ
またの名をカペリンとかいうものらしいのですが、
どちらも美味しいですから、
わたしはそれほど拘りません。
しかし寿司屋などで、
これは本物といわれて、
それなりの皿にのせて出されると、
本物といわれた分だけ
気持ち美味しく感じられもしますが。
それはともかく。
この柳の葉みたいな魚のシシャモ、
なぜシシャモかといえば、
アイヌ語のススハムに由来するのだそうです。
ススハムは、アイヌ語で柳の葉。
ススハム→シシャモ、
知らなかった!
そうだったんですね。
一つかしこくなった気分。
角川書店編『合本俳句歳時記 第三版』に
書いてありました。

・理科教師焼いた柳葉魚にそつくりで  野衾

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。