アンセル・アダムズ

 

・雪しんしん積もるを恃み窓に寄る

長田弘さんの『私の好きな孤独』を読んでいたら、
ふと、
ずいぶん前に買った
アンセル・アダムズの写真集『アメリカ原風景』
を思い出し、
本棚から引っ張り出して久しぶりに頁を繰りました。
ずいぶん前だとばかり思っていましたが、
ちょうど二十年前、
そんなに昔ではありませんでした。
ソローや奥邃に重なる風景かと想像し。
この写真家も、
自然をつかさどっているものの存在に
つよく打たれていたようです。
まことに、
「書かれた文字だけが本では」ありません。
アメリカの原風景に
直に接した事はありませんが、
秋田の田舎の原風景なら
子どものころに親しく接しました。
また、ふと、
長田さんも
アンセル・アダムズが好きなのでは?と思い、
グーグルで検索したら、
『詩は友人を数える方法』の初版に、
アンセル・アダムズの写真を
つかっていることがわかりました。
「日本の古本屋」のサイトに入り、
さっそく注文。
こうして本が増えていきます。

・記録的雪の式典記憶的  野衾