ほんとうはなにがしたい

 

・痩せ細り断食のごと雪だるま

わたしの弟は、
中学生のころから教師になりたいと思い、
願いが叶って教師になりました。
少年時代に、
いい出会いがあったようです。
そういう弟を、
ちょっとうらやましく思っていました。
わたしにはとくになにがしたい、
なにになりたいというものがありませんでしたから。
体験しなければ何事も分からないと気負い、
今までやってきた気もします。
ほんとうはなにがしたいの?
主人公のアンヘリカは水仙から話しかけられます。
魔法のことば。
そして、ちょっとこわいことば。
したいことを問うことは、
耳を澄ましてじぶんと正面から向き合うこと。
ほんとうはだいじなこと。
ほんとうは、
一番たいせつなことかもしれない。
でも、
それを突きつめ、それをすると、
生きづらくなるかもしれない。
したいことをして
生きていければいいけれど、
世間はそんなに甘くないさを言い訳にして。
ほんとうはなにがしたいの?
丸岡さんの
『アンヘリカの選択』と
『君にシロツメクサの冠を』の紹介記事が
朝日新聞神奈川版に掲載されました。
コチラです。

・ホッカイロ使い捨て去り一回炉  野衾