インフルエンザ

 

 インフルが治り畏友に電話する

先週木曜日の夜でした。
四十度ちかい熱が出て、ついにダウン。
正確に言うと、
ダウンしてから熱が次第に上がり
ついに四十度ちかくまで。
体がブルブルふるえ、
愛用のホッカイロを四枚も五枚も腰や背中や肩に貼り、
それから毛布と布団にくるまりましたが、
それでも、
間を置いてブルル、ブルル、ブルルと
排気量の大きいエンジンみたいに
抑えようもなく体がふるえます。
そうだ! 思い出した!
死んだおばあちゃんが教えてくれた。
こういうときは、慌てず騒がず、
体を幼虫のように丸めて布団にもぐり汗をかく。
三十分、四十分、一時間。
汗がだらだら全身から吹きだして来るのが分かります。
汗をタオルで拭き取り、
着替えをしてまた布団の中へもぐりこむ。
しばらくすると、
また汗が吹きだす。
よし、やった。
こうなればもう大丈夫! ふう。
起きて立ち上がりトイレまで歩きました。
便器に向かって用を足していたら急にフラフラッと。
立ち眩みがして、
気持ち悪くなりそのまましゃがみ込みました。
起き上がることができず、
パンツも上げることができず、
四つん這いで布団の部屋まで戻りました。
カッコわる!
熱が下がったのをいいことに、
急に起き上がったのが良くなかったようです。
というようなこともありましたが、
おかげさまで、
すっかり元気になりました。

 見るからに流行感冒強きかな

名探偵カッレくん

 

 息つめて汗を呼び出す布団中

風邪の熱がひいた土曜日、
近所のりなちゃんから借りていたリンドグレーンの
『名探偵カッレくん』を読みました。
子どものころ、
外で遊んでばかりいて、
本を読みませんでしたから、
本好きの子ならふつう読んでいるだろうと思われる本を、
わたしはほとんど読んでいません。
まえにひかりちゃんが貸してくれた
メアリー・ポピンズのシリーズなんかもそうでした。
でも、
幸か不幸かわたしの場合、
精神のあるところがあまり成長していないらしく、
五十を過ぎた今読んでもじゅうぶんに楽しめます。
源氏もいいけどカッレもね、みたいな。
てゆうか、
よく言われるように、
名作はいくつになっても読んで楽しい、
ということに尽きるのかもしれません。
ところで、カッレくん、
面白かったー!!
カッレくんが寝ている犯人の指紋を取ったり、
車のタイヤの模様を書き留めたりしたメモが、
どこでどんなふうに役立つのだろうと思いながら
読み進めていると、
ジグソーパズルのピースがカチリとはまるように、
ちゃ~んと物語の大事な場面で役に立つ。
うまいもんだなーと思います。
いちばん好きな場面は、
カッレくんが木の上にかくれて
犯人の様子をうかがっているところ。
大好きな友だちの女の子エーヴァ・ロッタがやってくる。
彼女がカッレくんを見つけ
声に出して呼びかけたら万事休す。
彼女はカッレくんを見つける。
カッレくんは目で合図し、
人差し指を伸ばし口にあてる。
彼女はカッレくんに声をかけなかった…。
う~ん。いいなー、ここ。
映画監督ならここをきちんと撮るだろうな。
山田洋次監督がリンドグレーンファン
だったとは知りませんでした。
ということで、
りなちゃん、
次のもお願いします。

 高熱を遣りて華やぐ冬景色

ABCにてトークショー

 

 大寒やそろりそろりと階段を

来月十一日(土)青山ブックセンターで、
しりあがり寿さんと中島岳志さんによるトークショーを行います。
しりあがりさんの『みらいのゆくすえ』刊行を
記念してのものです。
詳細は、コチラをご覧ください。
昨年の震災と人災を機縁として、
自分たちの未来、子や孫やひ孫、
そのまた子たちの未来を誰もが考えるようになりました。
そこから政治も経済も生活も文化も
見えてくるような気がします。
どんなお話になるのか、今から楽しみです。
どうぞふるってご参加ください。

 家にても毛布代わりのホッカイロ

ふるさと文化賞

 

 大寒や色を付けたしインフル菌

『龍の星霜―異端の劇作家 青江舜二郎』
を弊社から上梓している大嶋拓さんが
秋田県芸術選奨の特別賞(ふるさと文化賞)
を受賞することになりました。
ふるさと文化賞というのは、
「豊かなふるさと文化をはぐぐむ芸術文化活動を展開した
個人・団体に贈られる」賞で、
大嶋さんは、
「秋田市出身の劇作家・故青江舜二郎に関する資料を
秋田県(具体的には県立図書館の分館である「あきた文学資料館」)
に寄託し、
生涯や業績についての研究を深める契機になった」
のが受賞理由だそうです。
コチラをご覧ください。
大嶋さんのブログはコチラ。
秋田に限らず過疎化のすすむ地域が多く、
また、昨年の震災と原発事故を考え合わせるとき、
ふるさとの果たす役割がますます
重大な意味を持ってきているような気がします。
こうした時期にあたり
大嶋さんが「ふるさと文化賞」を受賞されたことは、
ふるさとの意味を考えるだけでなく、
新しいふるさとづくりに向けての機縁として、
とても喜ばしいことで、うれしく思います。
表彰式は二月六日。
おめでとうございます。

 マスクして頭がボーとなりにけり

猫泣かせ

 

 全身をヒートテックで固めたり

柳川鍋は夏の料理ですが、
わたしはエネルギー補充のため、
季節に関係なく食べに行きます。
体調の思わしくないときも、
福家さんの柳川だけは食べたいと思いましたから。
きのうは、
柳川鍋と金目鯛の干物を所望。
金目の干物は塩加減がよく、
また炙りもほどよく美味至極。
ゆっくりていねいに味わいながらいただいていたら、
「まあ社長さん、猫泣かせだこと」と女将さん。
褒められ、気をよくし、
さらにていねいにていねいにいただきました。
すると、
若女将さんまで出てきて褒めてくれました。
はい、わたくし、
褒められて成長したいタイプです。
*
『乱歩彷徨』の書評が朝日新聞に掲載されました。
書評してくださったのは、美術家の横尾忠則さん。
コチラです。
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写真は、なるちゃん提供。

 祖父の自慢寒中水泳酒一升

誕生日

 

 寒ければ家の中でもホッカイロ

仲良くしている近所のひかりちゃんが、
十四歳になりました。
知り合った頃は小学三年生。
今年の四月から中学三年生です。
今はホームズにハマっているというので、
ホームズの本をプレゼントしました。
家人ともどもすっかりご馳走になりました。
帰りに妹のりなちゃんが
『名探偵カッレくん』を貸してくれました。
読んで面白ければ、
あと二冊も貸してくれるそうです。
ゲームをする今どきの二人ですが、
本も好きで、
次つぎ読んでいます。
出版人としては頼もしい限りです。
*
秋田魁新報文化欄に拙稿が掲載されました。
コチラです。

 秋田では電気毛布を手放せぬ

春風紙袋

 

 マフラーを忘れ馴染まぬ時間かな

NPO法人ツブヤ大学とヨコハマ経済新聞とのコラボ企画
Book学科ヨコハマ講座「よこはま 本への旅」の三回目、
「ホテルから横浜が見える」の記事が
ヨコハマ経済新聞に掲載されました。
横浜在住で、
横浜を心から愛しておられる山崎洋子さんが
近著『横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法』
に籠めた「魔法の時」を語ってくださいました。
コチラです。
次回「よこはま 本への旅」は、
四半世紀古書販売業に携わってこられた
飯田明彦さんをゲストにお招きし、
さくらWORKS<関内>から
春風社に場所を移して開催します。
極めつけ本好きの飯田さんが
大好きな本について語ってくださいます。
ふるってご参加ください。
お申し込みはコチラから。
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さて、
本日タイトルの「春風紙袋」ついに出来ました。
まえから作りたかったんだよねー。
Tシャツもいいけど、紙袋。
デザインはもちろん矢萩多聞さんです。
紙袋屋さんの担当から、
「この紙を使うとほとんどダサくなるのですが、
御社のものはデザインが良くてカッコいいですね」
と褒められました。
素直にうれしいです。

 唱えつつ極楽極楽湯に浸かる