変化を読む
クイズ番組や旅番組、きのうのプレバトもよく見ますが、
毎日欠かさず見るのは天気予報。
なにが面白いかというと、
人工知能が人間の知能を超えるときがそこまで来ている、
いや、
すでに乗り越えられた
とまで言われるこのご時世、
いたってシンプルな案件である天気の予測がなんとも難しいらしく、
翌日、翌々日ぐらいは的中しても、
一週間のスパンで見たとき、
まず当たらないこと。
それが面白く、
いろいろ考えさせられる。
いうまでもなく、天気は時時刻刻変化する。
なにが原因で、いつ、どう変化するか。
ぬるぬるする鰻を素手で捕まえるようなものか、
ちがうか。
それはともかく。
移りゆくものは気象にかぎらない。
世の中も、ひとの心も、
一瞬たりとも留まることがない。
留まらないものにどう対処するのか。
『易』を読む面白さがそこにある気がします。
・春の宵洩れ来るピアノ華やげり 野衾