不安と期待でドキドキしながら上がった小学校でしたが、
伊藤陽子先生という、いつも笑顔のすてきな担任の先生のおかげで、
小学校はもとより、
その後ながくつづくことになる学校生活は、
あかるい日差しのもとで幕を開けることになりました。
一年生のとき、
同じクラスにKくんという子がいました。
背の高さが同じぐらいだったためか、
体育の時間、ふたりが組になってする体操のときに、
Kくんと組むことになりました。
両手を相手の肩にかけ座ってする運動でしたが、
しばらくすると、ピピーッとホイッスルが鳴ったので、
動きを止め先生のほうを見やりました。
と、
先生に指示され、わたしとKくんが前にだされ、運動の見本としてふたたび組み、
みんなの前でおこないました。
恥ずかしかったけれど、ちょっと誇らしかった。
Kくんと組んでの運動は、
わたしが力を入れる場面ではKくんが力を抜き、
Kくんが押してくるときにはわたしが力をゆるめ、
やっているうちにコツがつかめたのか、
ふたりが一心同体となるような具合で、
なんとも気持ちよかったことをおぼえています。
そんなこともきっかけだったのでしょう、
Kくんと仲よくなり、
その後、Kくんの家に遊びに行ったこともあります。
Kくんの家は、
学校を基点にしてみたとき、
わたしの家とは反対方向でした。
なので、平日ではなく、
休みの日に遊びに行きました。
近くにあった広場は、山を切り崩したような印象で、
赤土の崖が切り立っていたのをおぼえています。
Kくんのおかあさんが作ってくれたお菓子をふたりで食べました。
おなじ町(当時はまだ村)なのに、
都会に来た気がしたものです。
Kくんはのちに野球部のピッチャーとして活躍することになります。
・はみ出して首もて余す青大将 野衾

