いぶりがっこ、てか

 明けてのち本格的な梅雨来る
中学・高校の後輩で、
日本生命に勤務する遠藤勇人さんの紹介で、
サントリーに長く勤められ、
現在流通科学大学で教鞭をとられている
金田肇先生にお目にかかり、
お二人にすっかりご馳走になった。
お二人ともご縁を大事にされる方で、
肩肘張らないお話に魅了され、
わたしも仕事の話などを気持ちよくさせていただいた。
途中、金田先生のかつての部下で
サントリービア&スピリッツ株式会社に勤務する
戸塚智子さんも加わり自ずと会話がヒートアップ、
時のたつのを忘れた。
ベイシェラトンホテルの3階「彩龍」を出、
同じ階にある「ベイ・ウエスト」へ。
そこでいただいたLAPHROAIGという
スコッチウイスキーには唸った。
(だって、秋田のいぶりがっこの香りと味に
そっくりなんだもの。
遠藤さんが“これ好き!”というのも頷けた。
わたしも一発で嵌った)
サントリーのホームページを覗くと、
「好きになるか、嫌いになるか。
 一度で覚える強烈なピートの香り際立つ、
 アイラモルトの王者“ラフロイグ”」とある。
ピートというのは、スコットランド北部の原野に育つ
野草や水生植物が炭化した泥炭とのこと。
ピートの煙で麦芽を乾燥させ、
そのいぶした香りが麦芽につくことによって、
独特の香りが生まれるらしい。
いぶすところが秋田のいぶりがっこと共通している。
 うらめしや空を見上げて浴衣かな

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