自給自足

 秘伝とや枝豆細毛光りをり
 偽装に継ぐ偽装、毒入り餃子、毒入り米、毒入りミルクと世間を賑わし、だんだん麻痺して、またかという感じで、あまり驚かなくなってしまった。こうなっては、昔に戻って自給自足しかない。学校でも、毒入り給食を子供たちに食べさせないで、鍬の使い方でも教えればいいのだ。我が社の編集長ナイトウは、大手広告代理店を辞し、群馬で無農薬の農業を始めた方から毎月野菜を届けてもらい、それでも足りずにこのごろは、味噌まで自前で作っている。わたしは、米は農水省の下請け的業者である三笠フーズから仕入れずに秋田の父から送ってもらっている。これからは、生存に必要な衣食住はすべて自給自足することにより自分と家族を守っていくしかないようだ。
 枝豆や莢飛び出して留まりぬ

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