大きい字

 小社ホームページのサーバー移転(完了)、リニューアルを画家・デザイナーの多聞君に依頼している。社歴と共に作った本のアイテムが増えたので、ここらで、人よりも本そのものを紹介しようというのが今度のコンセプトだ。どんなデザインになるのか楽しみ。
 ところでこの「よもやま日記」、字が小さくて読みづらいという声が社の内外から聞こえてきていた。さっそく多聞君にお願いし、字を大きくしてもらう。でか過ぎ、という気がしないでもないが、読み易さの点からすれば、圧倒的に読み易くなった。読んでくださった方からも概ね好評のコメントをいただいている。
 さて、字が大きくなったことで変わったことが他にもある。これぐらいの大きさだと、読み飛ばそうにも、なかなか読み飛ばしづらい。つまり、読んでしまう。字が大きくなったことにより、読んでもらえる可能性も大きくなった(かもしれない)。書き手としてはありがたいことだ。そうすると、わたしも必然、書き飛ばすことができなくなる。これまでも書き飛ばしてきたつもりはないが、字が大きく表示されることにより、それに見合うスピード、読むスピードも変化する。細かい字の時に比べゆっくりとなる。ゆっくり読まれることに堪えられるようなものを書きたい。