朝のウォーキング 2

 

散歩とウォーキングのちがいはなにか、よくわかりませんけれど、
ウォーキングのほうが歩くスピードがすこし速いのかな。
それと、コースを決めているので、散歩というよりウォーキングかと。
それはともかく。
うす暗いうちに歩きだしてだんだん明るくなりゆく日のなかを進んでいると、
犬をつれたおじさんやおばさんに出会います。
会えば、おはようございます。あちらも、おはようございます。
すれちがう場所も時間もだいたいおなじ。
どこに住んでいるのか、たがいに名前も知らないわけだけど、
あいさつは、やはり気持ちがいい。
ウォーキングの先の回れ右する場所にある公園のベンチには、
白髪の女性が二人並んですわっています。
公園の中央の方を向いてすわっていて、わたしたちが歩いている道からは、
背中と横顔しか見えませんから、
あいさつするのをちょっとためらいました。
でも、二人の並んでいる姿があんまりかわいかったので、つい、
おはようございます。
と、
二人ふり向いて、
おかえしのあいさつにしてはこちらが恐縮するぐらいていねいに、
あはようございます。うれしくなりました。
このごろ山歩きをしていませんが、山の景色、山から見下ろす景色もさることながら、
行きかう人と一期一会でこんにちは、おはようございます
とあいさつするのは、ひとの景色、
山歩きのひそかな楽しみでもあります。

 

・帰り来て風ひそかなる花野かな  野衾