指定席

 正月とお盆くらいは、ふるさとに帰っているのだが、面倒なのはチケットを取ること。
 以前はちゃんと自由席があって、ぶらっと乗った。座る席がなく4時間ずっと立ちっぱなしということもないわけではなかったが、それでも、この「ぶらっと」が良かったのだ。ところが、いつのころからか、秋田新幹線に自由席がなくなった。必然、1ヶ月前から予約を受け付けますというアレを意識して、チケットを取る必要に迫られる。これが厄介。面倒至極。まずは往きの切符。
 朝、第1希望から第3希望まで書いた紙を保土ヶ谷駅「緑の窓口」に書いて出したら、すでに20番目。果たして当たるかどうか。宝クジな気分。会社が退けてから、帰りがけ窓口に顔を出したら、窓口横のガラスにチケットが取れたかどうか赤丸までしてあって、なんとか第2希望のチケットが取れていた。良かった! 親切心でそうしているのだろうが、クジに当たったみてぇに、○だの△だの×だのって、おちょくってんのか、まったく。でも、まぁ、怒っても仕方がない。ふ〜。今度は、往復の復の切符かよ。