洗濯日和

 今日もだが、きのうは朝から晴れたので、布団を干したり洗濯したり部屋の掃除をしたりでけっこう忙しかった。でも、その甲斐あって、洗い立ての下着に取り替え、干した布団に横になると、お日様の匂いが鼻をつき、なんともいい気持ちがする。太陽の恵み。
 昼、保土ヶ谷駅まで歩いて、普段あまり入らないファミリーレストランに入った。駅ビルに「秋の味覚」と題したポスターが貼ってあり、いかにも美味しそうだったので、ついつられて。松茸ご飯に讃岐うどん、魚の煮物、牡蠣フライ、味噌汁、お新香、デザートまで付いて1000円ちょっと。安い。値段から言って、そう大した松茸ではないかもしれないが、それでもほんのり甘酸っぱい香りがして、季節の味を楽しんだ。秋の恵み。

スカッ晴れ

 スカッと晴れた気持ちのいい朝です。風邪で寝汗をかいたので、ベランダに布団を干しました。布団叩きでパンパンとやると、ホコリが陽にたゆたい暮らしの匂いが鼻をくすぐるようです。ほっ。
 男鹿の叔父さんから電話があって、注文していた写真集『北上川』がようやく着いたとのこと。いい写真集だとひとしきり。昔の暮らしそのものだねぇ〜。
 やっと出たスティービー・ワンダーの『タイム・トゥー・ラブ』をようやく聴く。さすが天才。メロディー・メイカー。つぶぞろいの曲たちで、ひさびさ(十年ぶりだって)のスティービー節を堪能。やっぱりいいねぇ。

風邪

 このところ、体がだるだるで、手足が熱っぽかったり急に寒気がしたりして自分が自分でないみたいに感じていたが、きのう市販の風邪薬を買って寝る前に飲んだら、けっこう寝汗をかき、気分がよくなった。ウォーキングに凝って毎日歩くのもいいけれど、頑張り過ぎに要注意といったところか。
 風邪が流行っているようです。みなさん、気をつけましょう。

帽子専門店

 最近帽子が気に入って、会社にも被っていくようにしている。さすがに皆さん気がついて「あら、いいじゃない。似合っているわ。どこで買ったの」などと声をかけてくれるものだから、お調子者のぼくはすぐに「川崎に辻野帽子店という老舗の帽子屋さんがあってね、種類も数もそれはそれは豊富なの。そこへ行けば必ず似合う帽子がある」とぺらぺらしゃべった。すると石橋が、「じゃあ今度連れて行ってよ」。「わたしも」と武家屋敷。ということで、きのう、営業で出かけていた石橋とは川崎駅で待ち合わせることにして、武家屋敷と二人、退社後、京浜東北線の電車に乗ってトコトコ川崎まで出向いた。辻野帽子店までは駅から歩いて五分。和服姿の女将さんがいろいろ二人に似合いそうなものをみつくろってくれ、被り方を教えてくれる。石橋はチェックのハンチング。武家屋敷はキャスケット。
 女将さんの話では、ヨーロッパの業者には、日本人に合いそうなものを選び、これこれのサイズのものをと一年前に予約するのだそうだ。自社ブランドの帽子も飾ってあるから、それについて質問すると、「職人さんもいろいろでねぇ」と顔をほころばせた。
 店を出、仲見世通りのタイ料理のお店パタヤを探したが、あるべきところに店がない。確かここだったという場所に看板はなく、それでも諦めきれずに見ていたら、二階の窓に見覚えのある絵があったので、場所は合っている。ということは…。残念だが、憶測はほどほどにして、駅から下りた地下で見たタイ料理のお店に入った。値段も手ごろ。安くて旨い。チェーン店で横浜なら伊勢佐木町にもあるらしい。この味ならほかの社員も喜ぶだろう。
 おっと。川崎の辻野帽子店はこちらです。川崎の駅に降りると、ほかの街に比べて帽子を被った人が目に付くのは、辻野さんがあるからかもしれないと思った。

秋晴れ

 台風20号の影響などもあり、このところぐずついた天気が続いていたが、今朝は気持ちよく晴れた。晴れた日に歩くのは気持ちがいい。下ろしたての靴を履いて今日は歩いてみよう。
 きのうは、約10ヶ月ぶりにオペレーターの米山さん来社。昼少し前にJR石川町駅で待ち合わせ、そこから歩いて中華街は景徳鎮へ。食事しながらしばし歓談。その後、元町口の石川町駅から電車に乗り桜木町まで。米山さんの到着を社員一同今や遅しと待っていた。おみやげに持って来てくれるプリンが殊のほか美味しいのだ。今回はさらに、ふわふわのチーズケーキまで加わって。部屋の真ん中にある木のテーブルを囲み、美味しいね美味しいねで頬張り、米山さんに感謝。これからもよろしくお願いします。え? 仕事仕事。仕事のことです。

靴やぶれる

 数年前(十年前?)からわたしは靴を二足ずつ買っていて、それを交互に履くようにしている。ホーキンスの靴だが、これがわたしには一番フィットするようなので、以来、そのようにして今日まで来た。
 交互に履いているから、ほぼ同時期に靴の横が破れたり、靴底に穴が開いて降った雨が染みてくる(そこまで履くかよ!)ようになるが、まったく同時というわけにはいかない。今回、一足が破れたのを機に、また二足買い、破れた靴を捨て新しいのを下ろして履いていたが、古いもう一足がまだ破れていなかったから、きのうまで履いてきた。ら、とうとうきのう破れた。よくぞ頑張ったと思う。左が破れ、右の底に小さな穴が開き雨が染みてきた。会社のみんなに見せてあげた。みんな、「ほー」とか「へー」とか「はー」とか言っている。結局、「そこまで履くか」の溜め息のようだ。
 今日はオペレーターの米山さんも来社することだし、新しい靴で気分一心、出社することにしよう。

いちばん凄いところ

 SmaSTATION-5というテレビ番組で黒澤明特集をやっていた。なにっ、黒澤特集だ!? 黒澤映画好きのわたしとしては見過ごすわけにはいかぬ。スマップの香取慎吾が進行役を務めるアレだ。ゲストは爆笑問題の太田光。
 番組は、まぁ予想通りの進行で、世界の黒澤がいかに凄いかを伝えるために、今をときめくスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・F・コッポラ、マーティン・スコセッシなどハリウッドを代表する映画監督や、クリントイーストウッドら世界的俳優人が、その影響の大きさを公言し、リスペクトしてやまない、どうだスゲェ〜だろう! みたいなことだった。すると太田が、「黒澤明に比べたら、スピルバーグもルーカスもコッポラも雑魚だよ雑魚。なんで黒澤の凄さを言うのにスピルバーグやルーカスやコッポラを引き合いに出すのさ。桁が違うっつうの」と言った。我が意を得たり! やんややんや! やっほー!! だ。そう言ったときの太田さん、目がキラキラして。わたしは「そうだ。その通り!」と、テレビの太田さんに向かって喝采を送っていた。太田さん、さらにこうも言った。「黒澤さんはもちろん天才ですよ。でも、黒澤さんのいちばん凄いところは、自分の限界をちゃんと知っているということですよ。黒澤さんは脚本がすべて、脚本を大事にする人なんですが、自分ひとりで作ったのももちろんあるけれど、ほかの脚本家と共同で作ったものが多い。そして、そういうものが映画として面白い。…」これもなるほどな意見。
 このあいだ、NHKの「私のこだわり人物伝」で、脚本家の向田邦子さんを紹介していたのが太田さんで、見るともなしに、つい見てしまった。太田さんて、面白いなぁとその時も思ったが、今回、好きな黒澤明についての意見を聞き、ますますその感を強くした。