第9期

 小社は1999年10月1日創業なので昨日より第9期に入りました。ひとえに皆様のご支援の賜物であります。もちろん社員一同、スタッフの協力あってのことであることは言うまでもありません。
 間もなく小社目録「学問人」とPR誌「春風倶楽部」を合体した「春風目録新聞」ができてきます。
 学習院の中条省平さんと演出家の竹内敏晴さんからはありがたいはなむけの言葉を頂戴しました。北大の中島岳志さんは忙しい時間を割いてくださり、新たに連載をお引き受けくださいました。
 新聞のレイアウトは、矢萩多聞さんが細部まで気を配り、大胆かつ素敵な紙面に仕上げてくれました。スケジュールが押すなか、編集長ナイトウのリーダーシップのもと編集部員がこぞって取り組み充実した中身になったと自負しております。年2回発行。
 ぜひご覧いただき、ますますのご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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体感

 ゴミ出して寝ぼけまなこに秋の風
 朝起きると、ん、今日は暑いな、涼しいな、ちょっと肌寒いな、などとまず体感温度をからだで計る。温度計を見ると、あれ?と思うことがしばしば。
 例えば同じ26度でも、暑い日がつづく合間の26度といよいよ秋に向って涼しくなってきた時のそれとでは体感温度がまるで違う。
 本を捨て割れ鍋捨てて秋となり
 夕暮れは何やらさびし煙かな

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秋の田

 一日を十日で生きたや法師蝉
 秋田の父から電話。台風で心配した稲刈りが滞りなく終了したとのこと。思いのほか多収穫であったらしい。
 先日、カメラマンの橋本さんと岡山に出張した折、実った稲がまだ刈られずに残っているところがあった。驚いたのはその田んぼに水が張ってあったこと。コンバインで刈るとすればなぜ今ごろ水を入れているのだろう。
 かなかなや茜に染まる杉木立
 かなかなとたれを恋ふるや夕間暮れ
 かなかなや百年のちの今鳴けリ

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涼→寒

 ブラウス下黒とピンクの透ける秋
 この中に幽霊も居り交差点
 カメラマンこぼるる汗を拭ききらず

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秋

 顔まぢか鼻はこんもり穴ふたつ
 九月も終わりに近づき、日に日に涼しくなってきました。温度計を見、一度ちがうと体感温度がこんなにちがうものかと驚きます。
 岡山への出張を終え新横浜で新幹線を降りた時、空気というか微かな風のかほりがして、横浜はやはり港町なんだなあと思いました。
 湯上りに靴下から穿くカメラマン

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三泊四日

 気功の日おお波こ波腹わらふ
 橋本さんとの撮影行無事終了。押花作品、グラスアート、天井絵など数十点。大正時代になったという瀟洒でモダンな建物(昨秋、それが「もみつる」という素敵なギャラリーに変わった)は森閑とした辺りのたたずまいとよくマッチしている。秋が深まるころ再度訪ねる予定。
 鼻あぶら画鋲のごとく埋まりけり
 カメラマン首が戻らぬ亀鳴けり

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出張

 ぐるんぐるん蔓を離れず南瓜かな
 今日から月曜日まで岡山出張。普門院の衣笠澤子さんは以前小社から押花作品集『野の花の饗宴 衣笠澤子の世界』を上梓したが、この度二作目となる作品集を刊行することになった。
 新しいギャラリーも出来、押花だけでなくグラスアート、ポーセラーツなど精力的に製作した作品群を撮影してくる。橋本さんとの二人旅。
 目がやっと頭は寝たり午後(ひる)仕事
 重力を頭で知つたる昼寝かな

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