秋の田

 一日を十日で生きたや法師蝉
 秋田の父から電話。台風で心配した稲刈りが滞りなく終了したとのこと。思いのほか多収穫であったらしい。
 先日、カメラマンの橋本さんと岡山に出張した折、実った稲がまだ刈られずに残っているところがあった。驚いたのはその田んぼに水が張ってあったこと。コンバインで刈るとすればなぜ今ごろ水を入れているのだろう。
 かなかなや茜に染まる杉木立
 かなかなとたれを恋ふるや夕間暮れ
 かなかなや百年のちの今鳴けリ

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