クマのプーさん

 

石井桃子さんが訳した「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」が一冊になった本
を読みました。A5判サイズ、箱入りのりっぱな本です。
原作は、アラン・アレクサンダー・ミルンさん。
さし絵は、アーネスト・ハワード・シェパードさん。
ハードカバーの本のおもて見返しとうら見返しには、
物語の舞台になったところの地図が絵入りでえがかれていてたのしい。
この本、
ミルンさんの息子クリストファー・ロビンくんと
ぬいぐるみの動物たちが織りなす物語で、
クマのプーさんをはじめ、コブタ、ロバのイーヨー、トラのトラー、ウサギ、
カンガルーの親子カンガとルー、フクロウのフクロなどが登場します。
世界じゅうにファンがいて、
ディズニーのアニメにもなっていますが、
わたしはそちらを見たことがないし、本を読むのもこんかいが初めて。
たのしく読んだことはまちがいないのですが、
どうも、そのたのしさをうまくことばにすることができません。
この物語、
ちょっと調子が外れているような気がして、
それがさいごまでつづきました。
読み終えてふと浮かんだのは、ジャズのセロニアス・モンクさんです。
ジャズのノリみたいなのをじぶんなりにつかんだと思えたころ、
モンクさんが織りなす音に触れ、
なんだ、これはー!! ってなりました。そんな感じ。
モンクさんのジャズもそうですが、唯一無二、
とでも申しましょうか。
ちょっと調子が外れていると感じられるところをふくめ、
どこがどうだからということでもなく、
キャラクターたちがとても印象ぶかく、わすれられなくなりそう。

 

・切れてゐた蜥蜴尻尾を復したり  野衾