・くらき道ひと足ごとの梅雨入かな
今月末に刊行を予定している『コミュニティ事典』
の予約注文がばんばん入ってきています。
総千ページを超える大冊。
ひとが生きていくのに、
コミュニティは無くてはならないものですが、
かつてのように、
分かりやすい形でコミュニティが存在しているわけではない。
かといって
消失してしまっているかといえば、
そういうわけでもない。
コミュニティは発見されることを待っている!
まちづくり、まちおこしを考え
実践するには、
手をこまねいて待っているだけではだめで、
発見するために
努力しなければならない。
そんなことを考えさせられる時宜にかなった事典。
ぜひ手に取ってみていただければうれしいです。
・白湯ありて梅雨に入る日や息深し 野衾
・夜半過ぎまだ鳴く夏の蛙かな
ホームページをリニューアルいたしました。
春風社が学術書の出版社であることを前面に打ち出し、
学問が〈野〉にでて意味があることを標榜、
国内はもとより、
海外へ向けて厚く紹介することを図り、
弊社の書籍がそれぞれの国の通貨で購入可能となりました。
(登録の関係で、購入にはもう少し時間がかかります)
手前みそになりますが、
余白が生きて、
ページのどこを見ても風を感じる、
すばらしいホームページだと思います。
こちらの要望を入れ、
デザインしてくれたのは矢萩多聞さん。
今回の、
またこれからの春風社の方向を指し示す〈野〉を、
the public agoraと訳してくれたのは、
コール ダニエルさん。
・猫三匹三渓園の夏を踏む 野衾