・雨上がる一陣の風夏の風
会社でも家でも、
BGMにCDをかけることが多いのですが、
一枚終わった後、
すぐ次のに替えずに、
しばらくそのままの時間を楽しむことも。
無音の楽とでもいいましょうか。
音楽が鳴っていないから
とりあえず「無音」
ということにはなりますが、
文字通りの無音というわけにまいりません。
会社であれば、
ページをめくる音、コピー機の音、外を走る車の音、…
家なら、
鶯の声、烏の声、杜鵑の声、猫の声、…
じぶんの体も音を発します。
いろんな音があっての自然で、
人工的な無音の室をつくり、
そこに入れられたら、
気が狂うのではないかと思います。
・野良猫や梅雨に隠れるところ無し 野衾
・賑はひの止みてひねもす五月雨
夏休みが近づいてきました。
と言っても、
会社の休みはたかが知れています。
夏休みといえば、
やっぱり小学時代。
計画は立てましたが、
別にどうということはなく。
絵日記なんか、
最後の二日でまとめて描いて出したりしてましたから。
絵は苦手だったなぁ。
元い!
いまも苦手。
目の前のものやひとを見て描くのは、
まあまあできるのですが、
なにも見ないで、
想像で描くとなるとからっきし。
もしもピアノが弾けたならと思うことはなくても、
もしも絵が描けたらと思うことは間々あり。
それはともかく、
さてきょうはなにをしようかなぁ
と考えていたあのころ、
なににも増して至福のときでした。
・夏草や馬の嘶く声がする 野衾