腐草為蛍

 

・計画はだれにも負けぬ夏休み

七十二候で今週は二十六候の、腐草為蛍。
くされたるくさほたるとなる。
水辺の草むらでは蛍が孵化するころだそう。
子どものころ、
よく蛍をとってきては、
蚊帳のうえに放して下から眺めていました。
その蛍、
眺めてはきれいですが、
つまむと、
その指先、掌は妙に臭い。
臭いは草いか?
そう考えると、
草のにおいに似てないこともない。
いずれにしろ、
草が腐って蛍となると見た古代のひと、
他人と思えない、
親近感さえ覚えます。

・Pのうへ盗人のごと蚊喰鳥  野衾