慎独

 

・階を一段ごとの梅雨入かな

喧嘩したわけでなく、
家人が一時実家に帰りました
ので、
若いときなら燥ぎそうなところ、
昨今そういう気にはとんとなれず、
しずかに本を読んだり、
俳句を考えたり、
好きな音楽を聴いたりして。
こういうときにとっておきのCDといえば、
セゴビアの二枚組。
そんなにボリュームを上げなくても、
(ボリュームを上げないから?)
弦の音が沁みてきます。

・目が慣れていのちありけり木下闇  野衾