アメリカ

 

・轟音で飛びゆく空の洗濯機

民主主義の国アメリカの最大の矛盾は、
世界の各地で戦争をしてきたことでしょう。
民主主義にとって最高の価値は、
基本的人権の尊重、
人の命を大切にするということですから、
どんなに粉でまぶしても、
人を殺す戦争と
民主主義とは相容れません。
矛と盾。
そういう極めてシンプルかつ
だれでも分かる論理から問題を説き起こし、
予算の内訳や軍の活動などから
占領下の状況をとらえつつ、
対外的なプロパガンダ政策や
報道の実態を包括した本が、
吉本秀子さんの
『米国の沖縄占領と情報政策』です。
著者の吉本さんを、
神奈川新聞文化部の柏尾さんがインタビューし
記事にまとめてくださいました。
コチラです。
グローバルとは何か、
を歴史的に考えるために
ぜひ手にとって読んでほしい本です。
インタビューの最後、
吉本さんは語っています。
「沖縄にまだ『戦後』は来ていないと言われる。
いろいろな意味で沖縄問題には
日本の『戦後70年』が集約されている」

・よく視ればいきもの居たり緑雨かな  野衾