ああ、こでらえね!

 

・ゴミ出しの朝の光の涼しかり

この季節の秋田の旬の味覚といえば、
ミズタタキ。
ミズは方言で、
学名はウワバミソウというそうですが、
それはともかく。
まず皮を剥き、
ミズの太く赤い部分を切り、
スーパーでもらった透明の袋に入れ擂り粉木で叩きます。
このとき、
ミズがしなしなと軟らかくなるまで、
時間をかけて叩くのがコツ。
強く叩きすぎると、
袋が破れるので要注意。
つぎに軟らかくなったミズを袋から出し、
まな板の上に載せ、
包丁の刃でなく峰をつかって叩きます。
じゅうぶんに叩いたら、
最後に、
包丁の刃で丁寧に細かく叩きます。
事ほど左様に、
叩いて叩いてなお叩く。
なので、
ミズタタタタキ。
いや、
ミズタタキ。
あとは、
擂り鉢で山椒をつぶし、
味噌と交ぜ、
そこに叩いたミズを入れて交ぜれば出来上がり。
炊き立ての熱いご飯にかけて食べれば、
ああ、こでらえね!
(たまらなく美味しい!)
タッパーに入れ冷蔵庫にしまってありますから、
きょうの夜も食べられます。
むふふふふ。

・ゴミ出しの早朝烏まだ鳴かず  野衾