足の下から梅雨

 

・五月雨に情けなき世の眠さかな

関東はまだ梅雨に入っていないと思うのですが、
きのうは朝から午後まで
雨が降っていました。
夏は、
白のデッキシューズを履くことが多く、
晴れた日には
快適かつ爽快なものの、
ちょっと雨が降ると、
靴の横から
水が染み入ってきます。
そのことを忘れ、
気づいたときにはすでに遅く、
靴を脱いで足裏を見れば、
靴下が寝小便後のシーツのよう。
ありゃりゃ。
靴下が濡れると、
下から湿り気がだんだん上昇し、
挙句の果ては、
リトマス試験紙を水に浸したごとく、
脳の先端まで湿った気がして、
なんとも気が滅入ります。
なので、
少しでも雨が降った日には、
デッキシューズは履かないことにします。
と、
前にも決意した気がしますが、
その決意を忘れてしまうから厄介。

・さみだるるひそめし恋の遠くなり  野衾