楽しいこと

 

 雪ドサリふるさと山に人もなし

つらいことや悲しいことやおっくうなことは、
引力でもあるのか、
それを思い浮かべようとしなくても、
気持ちも頭も、
そちらへ引っ張られて、
もやもやぐるぐると渦巻いています。
意識するしないにかかわらず、
いつの間にか。
だから、
なるべく楽しいことを思い浮かべます。
一年先、一カ月先、一週間先、明日。
今日は、
『乱歩彷徨』を装丁してくださった毛利一枝さん
が福岡から来られます。

 はるばると遠近失す冬野かな