2011/12/012011/12/06 目で歩く まなこ閉じ凩を待つ月初め 本を読むのは旅に似ていると思います。 どういうところがといえば、 疲れ方が。 インドを旅した。 原稿も一冊の本も、ゆっくり、ゆっくり、 目で文字を追う、 というよりも、 目で文字をふみ、 文字づたいに歩いていきます。 そうすると、いつの間にか、 遠くまで来ていることに気づきます。 意味はまだ分かりません。 それも旅に似ています。 凩や悲しき母の佇めり