四択

 

 神の魚北の潮を宿しけり

いきなりですが、
①中身がわかって、おもしろい本
②中身はわかるけれど、つまらない本
③中身はわからないけれど、おもしろい本
④中身がわからず、つまらない本
本について、
たとえば上のような分類が可能な気がします。
自分が買った本だとした場合、
④は最悪。なんでこんな本買ってしまったんだー!
②は、読み終わったら売るか捨てるか。
①は、しばらく本棚に置いておく。
気分がいいと再読し、悪いと売り払う。
③も再読の可能性が高く、
なかなか売ることも捨てることもできません。
中身がよくわからないのにおもしろいということは、
意味とちがうモノサシが働いているのでしょう。
最近のものだと、
『グーテンベルクからグーグルへ
――文学テキストのデジタル化と編集文献学』がそうでした。
脳細胞が刺激されているな、という感じ。

 華やぎて夜のしじまの薄かな

100918_0950~0001