盆栽の本

 

 なかなかに人に知られず秋の風

盆栽の本の打ち合わせのために川崎仁実さん来社。
今回も、
鉢植えと盆栽はちがうこと、
明治に入りヨーロッパから輸入された芸術の概念により、
進化発展を遂げる日本の盆栽は
芸術とはみなされなかったことなど、
目からうろこの面白い話をうかがうことができました。
川崎さんは、
高校生のときに盆栽展を見に行き、
そこでスカウトされ盆栽雑誌のモデルとなり、
以後、盆栽美術家として研鑽を積まれた方です。
彼女の盆栽の本が出れば、
『茶の本』がそうであるように、
おそらく日本の文化と伝統を江湖に知らしめる
標準の教科書になると思われます。
お楽しみに!
さて今日は、
これから電車で千葉県・横芝へ向かいます。
『九十九里浜』の写真家・小関与四郎さんと、
次の写真集の打ち合わせです。

 秋の雨足を濡らして過ごしけり

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