ナメクジ

 

 蛞蝓季節外れの濡足りかな

池田澄子さんの俳句で
「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」
があります。
今は教科書にも載っているそうですが、
見よう見まねで俳句を作るようになってから、
外の景色、野草、動物や虫たちに
以前に比べ目が行くようになった気がします。
きのう歩いていたらブロック塀に大きなナメクジが
ぬたっていました。
ナメクジは漢字で書くと蛞蝓。
「なめくぢり」といったり「なめくぢら」とも言うようです。
夏の季語ですから夏に登場すればいいのに、
季節を間違えたのか、のっそりぬたり、
そこにいました。
「お前もじゃんけんで負けたのか」と、
言ってやりたくなりました。

 とろろ汁二杯目からが味を知る

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