ミニうに丼

 

 さて一献こみらと旨し子持ち鮎

今年の社員旅行の際、一関の富澤さんに寄ったことは
以前ここに書きましたが、あのキンキ焼きともうひとつ
忘れてならないものがありました。
ミニうに丼です。
下の写真をご覧ください。
ミニうに丼といいながら、うにの量が半端ではありません。
わたしはつい、丼の端に箸を入れ、端に箸を入れ、
(はい、ダジャレです)厚さを測りました。
値段も2900円とミニとは言えません。
驚いたのは味です。
量で驚かせる店は他にも知っていますが、
富澤さんのは味が違います。
厨房を見たわけではないので、正確なことはわかりませんが、
生のうにをその場でさばいて
丼に持っているのではないかと思われます。
なぜそう思ったかといえば、
出てくるまでに結構時間があったからです。
キンキ焼きよりも後に出てきました。
あれだけ大きいキンキ焼きですから、
焼くのにも相当時間がかかるはずです。
なのに、うに丼のほうがキンキ焼きよりも後に出てきた。
それはやはり、
さばくのに時間がかかるからではないでしょうか。
そもそもこの富澤さん、
九年前の社員旅行で一関の駅に降りたとき、
駅員に尋ね教わったお店でした。
駅員は言下に「それなら富澤さんでしょう」と
教えてくれました。
豪勢なキンキ焼きとミニうに丼を食するのは、
(さらにホタテ汁、これまた絶品!)
なんとも贅沢な話ですが、
一年に一度、富澤さんのキンキ焼きとミニうに丼を
味わうことを目標に、仕事をがんばろうと思います。
一関に行かれる際には、
菅原昭二さんがやっているジャズ喫茶ベイシーと
富澤さんを訪ねてみてはいかがでしょう。
ベイシーと富澤さんは、歩いて六、七分の距離です。

 ゴミの日の裏冷ややかに驚きぬ

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